9月26日にキャンピングカーで山旅に出て、主に北関東から東北南部を周り、10月19日に九州の自宅に帰宅した。
丁度3週間の旅だったが、いい山旅だった。
登った山は、蓼科山、赤城山、男体山、鳥海山、一切経山、会津駒ヶ岳、筑波山の7座で、一切経山以外は百名山だ。
中でも特に印象に残っているのは、やはり鳥海山だ。
多くの山は、樹林帯の中を進み山頂に近づいてようやく展望が開けるが、鳥海山は森林限界が低く鉾立登山口で既に頭上が開けている。
なので広がる山並みと彼方に聳える頂を仰ぎながら歩くことができるし、振り返ると日本海の海原が広がっている。
距離も長く標高差もあるが、登山道の開放的な展望はそれに勝る。
初冠雪で山頂付近は渋滞し、登頂まで5時間かかったが、その長さもあまり感じない良い山だった。
天気に恵まれた
山に登った日は、写真の通りどの日も快晴。僕は、基本、降水確率が30%以下でないと登らないようにしているが、それでも雲の中だったり、雨に降られることがある。
去年の同時期もほぼ同じ日程で旅に出たが、5座しか登れず、うち快晴だったのは2座だった。
山の天気は平地に比べれば崩れることが多く、標高が高ければなおさらだ。
旅の期間中、通して天気が良かった訳ではなく、半分は雨だった。
前日までかなり雨が降っていても翌朝はカラッと晴れたり、女心と秋の空というが、天候の変化が早かった。
予報をこまめに確認しながら登る山を決めたりしていたが、天気予報がよく当たって良い山旅になった。
北関東から東北南部の道の駅
主に、群馬、栃木、福島、山形には長く滞在した。
夜はほとんど道の駅で車中泊したが、この地域の道の駅にはゴミ箱が設置してあるので、車旅をする者にとってはありがたい。
新しい道の駅は大型化し、ショッピングモール並みにフードコートがあって、土日は満席状態だし、スタバが併設しているところもある。
公園やドッグラン、温泉施設併設など、それぞれ特色のある道の駅もあるので、道の駅を巡るだけでも楽しめる。
全国的に道の駅自体も増えているので、僕みたいなキャンパーとしては喜ばしい限りだ。
物価高
以前、インフレが来るとブログに書いたことがある。
日銀が金融緩和政策を維持しているからだが、しかも円高が進み輸入価格が上がり、当然、食費もかさむ。
旅に出ると外食が多くなるので実感するが、2割程度は上がっているだろう。
ある朝、朝食を準備してなかった、雨だったので、近くのコメダコーヒーに行ってまったりした。
旅に出ると野菜不足になるので、モーニングセットとミニサラダを注文、前日、山に登っていたので、トースト一欠片では足りず、トーストを追加したので会計は960円、朝から出費が大きい。
支払いも現金あり、バーコード決済ありで、食費の計算はしていないが、かなりの出費になったはずだ。
山に登るのでカロリーも必要だし、食は旅の楽しみでもあるので仕方がないか。
今回の走行距離は4,155キロだったが、ガソリンも高い、160円台〜180円台、高速は190円台だ。
ざっくり計算すると7万円!
山岳遭難
10月6日だったと思うが、栃木県の朝日岳で男女4人が遭難、低体温症て亡くなった。
僕はその日、隣の福島県にいたが、雨に加え台風並に強い風が吹いていた、あんな日に登るとは・・・。
登山者は、前日は中腹の旅館に泊まっている、旅館の主人も忠告したそうだが、おそらく登山2日目で縦走して駐車場に戻る計画だったのだろう、強行したのが悔やまれる。
朝日岳は2年前に登ったが、火山群の一峰で遮るものがない、風が吹いたら逃げるところがないし、エスケープルートもないだろう。
ニュースでは20mの風と言っていたが、警察、消防が救助に行った際は、風速30m以上を記録し当日の捜索を断念したほどだ。
風は1mで体感温度が1°下がる、当日の朝日岳の気温は10°前後だろう。とすると20mの風で体感温度はー10°になる。
遭難された方々は全員65歳以上で、基礎代謝も低いので体力が持たない、残念だ!
僕は、基本的に降水確率30%以下でないと登らないことにしている。
山旅では未踏の山ばかりを目指しているので、山の様子が分かりずらい雨天には登らないが、雨だけではなく風も侮れない、気をつけないと・・・。