老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

男体山登山

男体山は栃木県にある標高2,486mの成層火山で、日光連山のほぼ中央に位置する。

奥日光の観光地でもある中禅寺湖の北岸に聳え、その美しい姿から日光富士とも呼ばれる。

詳しくは割愛するが信仰の歴史も古く、れっきとした百名山だ。

実は、去年の10月にこの地を訪れたが、天気が悪く日光東照宮を見物して帰路についた。

昨日、赤城山に登ったので今日はのんびりする予定だったが、明日から天気が崩れる予報なので、去年の雪辱を晴らすべく2日連続の登山をすることにした。

 

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早朝6時40分ころ登山口である日光二荒神社の駐車場に着いた。

ここは第二駐車場で、あっという間に満車、臨時駐車場もあるので平日であれば止められるだろう。

登山コースは、日光二荒山神社から山頂の往復だが、標高差が1,200mを越えるので山頂まで3時間半はかかりそうだ。

 

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まず二荒山神社に向かう。

何故かと言うと、男体山は、二荒山神社のご神体山で山全体が境内と言うことらしい。

なので、登山期間も4月25日から11月11日までと決まっているし、入山受付も、午前6時から正午となっている。

 

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案内に従い、社務所で登拝料1,000円を支払うとお守りをくれる。

首にかけてお登り下さいと丁寧に言われたが、僕が”首”にですかと尋ね返したら、リュックに下げられても結構です・・・と言われたので、リュックにぶら下げて登った。

どうでもいいが、ここを通らなくても登山道に行けるので、登拝料を払わずに登っている人がかなり多い。


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登拝道なる案内に従い、鳥居をくぐり石段を登る。

 

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直ぐに一合目の石柱がある。更に木の根っ子の多い登山道を進む。

 

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二合目の石柱を見落としたか三合目に着いた。

ここからはなだらかの舗装路を歩く。


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四合目から本格的な登山道に入る。


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五合目、六合目を過ぎると僅かに中禅寺湖が見渡せる場所がある。


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そして、七合目の少し手前くらいから八合目過ぎくらいまで、登山道に岩塊が密集している。

浮石などはないが、石が大きい分、特に女性の人は、よじ登るのが大変そうだ。


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八合目を過ぎると岩はなくなる。分かりにくいが、木々も色づき始めている。

 

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九合目を見落としたようだ、振り返ると中禅寺湖の全容が見渡せる。


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山頂到着、二荒山神社奥宮前で記念撮影!

 

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日光白根山か?綺麗だ!

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山頂は、横長になっていて奥宮の反対側の岩の上に剣が立っている。

これは、長さ3,5m、幅15㎝で、元々は130数年前に信者の方が宇都宮の刀鍛冶に打たせ奉納したものらしく、鉄製で100キロあったらしが、数年前に根元から折れたらしい。

なので、今のはステンレス製のようだが、それでも男体山のシンボルとして威厳を感じる。

 

これは、男体山山頂のライブカメラで1時間毎映される。

僕も滑り込みで左上に入ったが、黒くてよく見えん。

GPSログ

この山は、標高差が1,200mあるのに距離が10キロ程度と短い、つまり急ということだだ。

GPSログのとおり、三合目過ぎの舗装路以外は直登、しかも疲れの来る七号目辺りの岩登りが追い打ちをかける、なかなか足に来る山だった。

 

その昔、昨日登った赤城山の神と男体山の神がそれぞれ大ムカデと大蛇になり、戦ったと伝えられていて、結果、熾烈な戦いを制したのは男体山だったらしい。

同じ百名山ではあるが、山の風格、品格で見ても男体山の勝ちだ。

さて、数日天気が悪そうだ、日本海側の山は雪の予報もある、どこに向かおう?