僕のキャンピングカー(バンコン )には、電子レンジを積んでいるので1,500wのインバーターがついているが、旅先でそのインバーターのスイッチが入らなくなった。
何回か押すと、スイッチが入ったり入らなかったりする、インバーター自体は正弦波の15万位する高価なもので、そうそう故障するような代物ではない。
販売店に連絡してみると、やはりスイッチ不良が原因だろうという結論だった。
スイッチは、REMO-182という型式で、外してみると電話線みたいなモジュラーケーブルが差し込まれているだけだ。
ネットで探すと、9,000円前後する・・・高い!
ダメもとで、分解してみる。
ひっくり返して、ネジ2本で止めてある裏のカバーを取ると基盤が出てくるので基盤を外す。
カッターの刃を当てているところがスイッチ部だが、裏はハンダで固定されている。
なので、取れそうな四隅のカシメをカッターで削ってみる。
スイッチ部分が外れた!
中には、直径5ミリの丸い金属(写真真中)が入っている。
この金属は少し湾曲しているので、それを押し下げて受け側の金属に接触させているようだ。
この金属(多分銅)をひっくり返すと少し変色している、酸化して劣化しているようだ。
カッターの刃を使って丁寧に磨いて綺麗にしてみる。さらに受け側の金属部分も綿棒などを使って磨く。
いよいよ組み立てだが、カシメをカッターで削ったので、組み立てるのが難題だ。
瞬間接着剤で付けることにしたが、部品が小さすぎて・・・虫眼鏡がほしい。
僕は、近眼で老眼はあまり出ていないので、何とか見えるが、老眼の人ではまず無理な作業だ。
針の先に接着剤をつけ、注意深く付けていくが、手が震えてズレたりする。
苦労の末、何とか成功!
さて、取り付けてスイッチを押す・・・赤いランプがついた、復活だ!
ダメもとでバラして見たが何とか修理できた、ただ、瞬間接着剤を使ったので二度と修理できない。
暫くは持つだろうが、今度不具合が出たら買い換えだ。