のりの佃煮
僕は、還暦過ぎの親父だが、今朝、朝食のパンに友達から頂いたブルーベリージャムと間違えてのりの佃煮をつけてしまった!
僕は、近眼だが、老眼もあるので、家の中ではあまりメガネをかけない。だから、ブルーベリージャムとのりの佃煮の瓶が良く似ているので間違えるのは分かる。
ここまでなら歳を取ったら良くある話・・で終わるのだが、何とパンにかじりつくまで気付かなかった。
パンにジャムをつけるのに、バターナイフで瓶からすくってパンに塗り広げる。塗った感覚が違うので気付くはずだ。
更に、食卓にコーヒーとパンを並べた時点で、色味が違うので気付くはずだが、そこでも気付かず、結局、噛り付いた後、塩っぱさにアレって気付いた。
最初に瓶を間違え、蓋を空けて中を見ても気付かず、バターナイフですくっても気付かず、パンに塗っても気付かず、食卓に並べても気付かなかった。ボケたか?
ボケ
ボケって何を指すか良くわからないが、年寄りの物忘れと認知症は違う。物忘れは老化現象の一つで、40を過ぎる少しづつ出てくるらしい。人の名前が出てこなかったり、鍵や財布を何処に置いたか分からず探し回る。メガネをかけてメガネを探したり、といった笑い話は良くある。この程度は問題ないらしい。
物忘れは、食事をしたことは覚えているが、何を食べたか忘れる。認知症になると、食事をしたことすら忘れるらしい。僕はまだ大丈夫そうだ。
感覚機能が衰えたか?
歳を取ると体の機能や感覚機能が変化してくる。例えば、体の機能で言えば、腎臓の血流は70歳で若い頃の半分近くまで減る。腎臓から排出するべき老廃物の出所である筋肉の量や働きも低下するので全体のバランスとしては保たれるらしい。
感覚機能は、味覚は塩味が鈍くなったり、聴覚は、高音が聞き取れなくなる。視覚は、水晶体の調整機能障害(老眼)が出てくる。
僕の場合は、老眼は少し出ているが、他はまだ大丈夫そうだ。
脳が退化したか?
歳を取ると脳のシワが深くなって、少しづつ萎縮するらしい。この萎縮が病的に起こると認知症を発症する。
一説によると毎日10万個の神経細胞が脱落しているらしい。脳全体には140億個もの神経細胞があって、毎日10万個の神経細胞が脱落しても、全部なくなるまでには400年近くかかる。また、新たに神経伝達経路も作られるので、脳の機能には大きな影響はないらしい。
歳をとっても脳を成長させる
歳を取って認知症になる人もいれば、100歳でも生き生きと生活している人もいる。身体は衰えても、脳は成長するらしい。これは、生活習慣や考え方で差が出てくる。
歳を取るといろんな経験をしているので、何事も新鮮に思えずマンネリ化しやすい。このマンネリ脳を防ぐことが大切らしい。
脳に新鮮さや刺激を与えることが大事みたいだが、端的に考えると子供みたいに何にでも興味を示し、挑戦し体感することだろう。
パソコンなんて触ったこともない人が、パソコンを始めたり、コミュニティーで自分と違った人生(経験)を送った人と話をして刺激を受けるのものいい。散歩をするなら、たまにはいつもと違ったルートを歩いてみる。
コンビニでいつも同じジュースを買うのではなく、違った飲料を買ってみる。それは、不味くて失敗だったとしても、それは、脳に新たな刺激を与え、不味いという経験を積むことができる。
僕の脳は大丈夫か!?
今日は、散歩ついでに、入ったことのない飲食店で昼食を取って、少し脳に刺激を与えてみることにしよう。
パンにのりの佃煮をつけないために!