会津駒ヶ岳は、福島県にある標高2,133mの山だが、この一帯は尾瀬国立公園(福島、栃木、群馬、新潟の4県にまたがる山岳地帯)で、この公園内にはいくつかの百名山がある。
なので、その一峰であるこの山に登ってみることにした。
この山は、福島県檜枝岐村というところにあるが、福島県の南西端に位置し、かなりの辺境地だ。
幸いなことに、登山口の近くに「道の駅檜枝岐」があるので、そこに車中泊させてもらった。
登山口は、一番ポピュラーな滝沢登山口というところからの往復だ。
山頂までの標高差が1,000m以上あるので、3時間半と言ったところだろう。
ここにはトイレがないが、車中泊した道の駅から5〜6分なのでの便利だ。
駐車場が小さく人が多いと聞いたので、空が明るくなる5時半頃着いたが、すでに満車。キャパが15台くらいしかない。
しかし、路肩の広いところが多く、みんな止めているので、100メートルほど戻った空いた路肩に止めさせてもらった。
路肩だけでも40〜50台は止めているだろう。
車道を少し進むと登山口がある、早速の急な階段だ。
最初30分くらいは、勾配が急だが比較的歩きやすい。
紅葉のトンネルを抜けながら先に進む。
山頂まで2.9kmの標識があるが、ここが丁度中間地点らしい。
近くに水場もあるし、ベンチもいくつかあるので休憩する人も多い。
更に進むと展望が開ける場所がある、雲海だ。
森林限界を超えた、眺望が素晴らしい。
山小屋が見えた、山頂は山小屋から25分らしい。
山小屋「駒ノ小屋」帰りに覗いてみよう。
山小屋の前の池から見る会津駒ヶ岳、山頂に向かう。
途中、振り返って一枚!
眼下に山小屋、遠くに連なる山々(右は燧ケ岳)・・素晴らしい。
山頂到着、ここまで3時間ほどで来た。記念撮影!
山頂は木々に囲まれているが、この山の魅力は、ここから中門岳に広がる山頂湿原で、「山上の楽園」と呼ばれているとか、日本百名山の著者、深田久弥は、「頂上は、私が今まで得た多くの頂上の中でも最もすばらしい一つであった。」と書いている。
ならば、中門岳まで行ってみるしかない。
素晴らしい湿原歩きだ。春先にはいろんな湿原植物が芽吹くだろう。
中門岳に着いたが、会津駒ヶ岳山頂からここまで40〜50分かかる。
圧倒的な開放感、確かに「山上の楽園」だ!
周囲の山々も見事だ。
駒ノ小屋、ここは素泊まりのみで3,000円らしい。
飲み物やカップ麺もあるし、オリジナルのTシャツ、バッジ、ストラップ、バンダナもある。
額にあるのはオリジナル手拭い950円。
駐車場所に戻ってきた。
道の駅檜枝岐には、温泉があるので早速向ったが、少し温かった。
GPSログ
累積標高が1,228mで、距離が14.5kmだった。
この山は、最初30分位は急だが、後は比較的なだらかで、岩場、ザレ場もないので登りやすい山だ。
道の駅で遅めの昼食にありついたが、メニューは蕎麦、うどん、ラーメンしかないので、新蕎麦のセットを頼んだが、蕎麦にキノコご飯、キノコ汁、野菜の小鉢・・・この村にはタンパク質がない!