老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

里山ハイク(土器山)

土器山(かわらけやま)

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今朝起きたらすこぶる天気が良い。

明日から天気も少し荒れそうだ、ならば今日どこかの山に登ろう・・・ということで登山アプリを見ていると、佐賀県神埼市に土器山というのがあった。

僕は佐賀県鳥栖市に越してきて1年半程度だが、近くの山をよく知らない。

車で20分くらいだし、標高は429メートルと低いが縦走路もあるので、それなりの山歩きはできそうだ。

仁比山公園駐車場

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車は、登山口まで200メートルくらいの所にある公園に駐車する。広い公園でトイレもある。

登山口


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登山口である八天神社だ。

そもそもこの山は山岳信仰の霊山だったようなので、山頂には上宮があるのだろう。

登山道

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登山道の半分は、花崗岩を掘削して作った道で、距離は短いが比較的険しい。

 

山頂直下の巨岩、右下に祠があるが、どうもここが上宮のようだ。かつてはそれなりの建物があったのだろう。

そして祠の前には、願い事を書いた素焼きの皿が多数おかれている。参詣者は祈祷のため、土器を上宮の御神体岩に納める風習があって、それが「土器山」とかいて「かわらけやま」とよばれる名の由来となったらしい。

ということは、この巨岩自体が御神体ということだ。

 

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僕は、この巨岩自体が御神体ということも知らず、展望が良さそうなので登ってはしゃいでしまった。しかし、巨岩には登った跡があるので、みんな登っているようだ。

ブログを書きながら調べてみると、土器山は、巨岩怪石が多く上古より山岳信仰の霊山で、山全体を御神体、上宮の巨石を磐境とし、附近一帯は聖なる禁足地であった・・とある。

 

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佐賀平野が一望できて展望はいい。今日は空気も澄んでいる。


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土器山山頂、ここまで約1時間だ。八天山の表示があるが、八天神社の上宮であったことから八天山とも言われるらしい。

ここまでだと、距離も短いので縦走路を進んでみる。

猿岳

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土器山から縦走路を40〜50分歩くと猿岳に着く。縦走路は尾根沿いの道で多少の高低はあるが、歩きやすい。

腰巻山

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猿岳から更に縦走路を40〜50分進むと腰巻山に着く、ここまで登山口から5キロ強なので、折り返して下山すれば10キロ歩くことになるので、それなりの山行にはなる。そう思ってここまできたが、道中3人の方と一緒になって行程が変わることになった。

GPSログ

ご一緒した3人の方は、1人は福岡市内からの単独、後の2人は福岡市内と唐津市内からの2人組だ。2人組の方は、縦走路を先に進んだ大峠という所に車を一台デポしているという。

その2人組の方から、来た道を帰るのも面白くないだろうから、良かったらご一緒しませんか・・と誘っていただいたので、もう1人の方と一緒に乗っかることにした。

大峠でデポしている車に乗せてもらって、登山口まで送っていただくということだ。

単独登山では出来ないことなので、非常にありがたかった。加えてこの3人の方は、全て元気の良いお姉さん方で、はずむ話(僕は話に入れないが・・)を聞きながら楽しい山歩きになった。

山越えすれば比較的近いとは言え、佐賀県の低山にわざわざ福岡市や唐津市内から来ているのに少し驚いた。健脚みたいなので縦走路を目当てに来られたのだろう。

何はともあれ元気なお姉様方、お世話にになりました。