6月11日に佐賀の自宅を出て、京都の舞鶴から日本海フェリーで北海道の小樽に上陸、北海道に21日間いて、帰りは苫小牧から太平洋フェリーで名古屋まで来て、今日7月6日に帰宅した。(走行距離は4,000キロ強)
26日間の旅だったが、2年ぶりの北海道で山も6座登れたしいい旅だった。
登山
登った山は、ニセコアンナプリ、北海道駒ヶ岳、紋別岳、鷲別岳、アポイ岳、美瑛岳の6座だ。
美瑛岳は、標高も2,000m超えているし、累積標高は1,300mあったので、そこそこきつかったが、後は比較的低山だった。
それでも、それぞれの山に特徴があって面白かったし、いい山旅ができた。
4年前が6座、2年前が5座で今回6座、全て違う山なので北海道の山17座登ったことになる。
幌尻岳など登っていない百名山もあるが、単独登山なのでヒグマの多い地域は避けて、比較的登山者が多い山を選んでいるので、もう登れる山があまりない。
熊対策
本州ではあまり熊の恐怖は感じないが、北海道の熊はヒグマで、本州のツキノワグマより二回り大きいし、気性も荒いので恐ろしい。
熊スプレーを買おうかとホームセンターに行って聞いてみると17,000円もする。
(北海道ではホームセンターで売っているが、危険なので店頭には置いてなく、店員さんに言うと倉庫から持ってきてくれる。)
流石に高い!店員さん曰く、使用期限がおおよそ4年で、廃棄する時のガス抜きが、かなり危険らしい・・・。
命には変えられぬとは言え、常に使用できる形で携帯しないといけないし、廃棄の問題などを考えると少々現実的ではないので買わなかった。
ネットで見てみると1万円弱で売っているものもあるが、ツキノワグマ用でヒグマ用はやはり2万円弱が正当なようだ。
結局、熊対策として熊鈴と携帯ラジオで人の多い山に登った。
熊鈴は、山によっては早朝鳥が鳴いて熊鈴の音程度はかき消されるので不安だ。
小型の携帯ラジオは安いし本州でも使えるのでいい、昨今、熊の被害が多いし用心しなければ・・・。
食
北海道は、エコステ運動とかで基本ゴミ箱がないので、自炊は殆どせず、外食かスーパー、コンビニの惣菜ですませた。
上は、定番の海鮮、ジンギスカン、豚丼だが、珍しいところでは、旭川のB級グルメゲソ丼を食べた。
写真は、旭川駅から車で5分程度のところにある、ゲソ丼発祥と言われる”花ちゃん”のゲソ丼だ、ミニ蕎麦がついたセットで700円。
これでもかと言うくらいゲソが乗っている。
味付けをして小麦粉をふり、フライパンで揚げ焼きにしているみたいだ。
単品のゲソ丼は600円で、ミニラーメンセットは+200円、蕎麦は+100円だ、以前はゲソ丼が400円だったらしいが、昨今の物価高騰で値上げしたらしい。
因みに、結構美味しい。
左は、北海道に行ったら必ず寄る”きのこ王国”のカニめしときのこ汁、ここは、リーズナブルなキノコ汁(110円)が有名で、メニューも豊富で前回は店内で食べたが、テイクアウトしてみた。
右は、最近増えたおにぎり屋のテイクアウトで、ザンギと豚汁も付けたが、変なのを食べるよりよっぽど美味しい。
因みに、北海道限定のとうきび茶とやらを飲んだが・・・まずい!
スタバで優雅に朝食!
車中泊した道の駅にスタバがあって朝7時から営業だったので、朝食をいただいた。
スタバは通行人からも見えるオープンな席なので、ジジィは何となく落ち着かない。
なので、好んでは行かないが、朝イチで誰もいなかったので入ってみたが・・・やはりジジィにはコメダが似合いそうだ。
船旅
これは、太平洋フェリーだが、日本海フェリーも同様で、全長200mの船体なので、少々の波では揺れないし快適だ。
写真は、太平洋フェリーの特等室でバス、トイレ付きでビジネスホテルのツインルームとほぼ同じだ。
一等室(バスなしのツイン)でよかったが満室だったので特等室にした。
この時期二人部屋を一人で利用しても貸切料金を取られないのでいい。
船旅の楽しみは、風呂と食事だ。
大浴場から見る地平線や朝日、中々見ることの出来ない光景だ。
また、太平洋フェリーの食事は、バイキング形式で朝・昼は1,100円、夕食は2,100円で高いような気もするが、時間前から行列ができるほどの人気でお勧めだ。
また、利用させてもらおう。
衝動買い
別に買うものはなかったが、暇だったので店内をうろうろしていたら、可愛い熊のアクセサリーがあって、何を血迷ったか、リュックの飾りにいいかもと思って衝動買いした。
しかし、我にかえって良く考えるとジジィのリュックに熊のアクセサリー?
流石に不釣り合いなので車のアクセサリーにした。
殺風景な車に、旅のお友として北海道の思い出として気に入っているが、少し邪魔だ!
佐賀県民
道の駅の車内でくつろいでいたら、誰か声をかけて来た。
出てみると、同じ佐賀の人で、佐賀ナンバーの車を見て声をかけたとのことだ。
確かに九州ナンバーの車は多いが、佐賀ナンバーの車は見ない。
話してみると、家は10キロほどしか離れていなかった。
後期高齢者になったと話していたので75歳だろうか、僕と同じくハイエースのキャンピングカーで奥さんとの二人旅で北海道には10回位来ているが全然飽きないと話していた、帰路を尋ねると下道で帰るという。
流石ベテランキャンパーだ、5日もあれば着くと言って笑っていた。
僕も今度は下道で行ってみるか、太平洋フェリーも捨てがたいが・・・。
いずれにしろ、登りたい山も殆ど無くなったし、今度は秋口に日本一早い大雪山の紅葉でも見に来るか!
いずれにしろ、無事に帰って来れて何よりだが、九州はクソ暑い、家の湿度計は82%だった・・・もう北海道が恋しい。