老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

美瑛岳登山

美瑛岳は、美瑛町旭川富良野の間)にある山で、大雪山国立公園の南西部に位置する十勝連峰の一座だ。

十勝連峰の中では十勝岳(2,077m)につぐ高さで、標高は2,052mある。

十勝連峰には過去2回来ていて、十勝岳富良野岳には登っているので、今回は、美瑛岳に登ることにした。

 

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登山口は、十勝岳望岳台から登る。

ここは、十勝岳の登山口でもあるし、今日は土曜日で早朝には駐車場が満車になる。

なので、前日入りして車中泊した。

 

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写真は、朝5時前の望岳台で、右が十勝岳、左が目指す美瑛岳だ。

北海道の日の出は早い、九州と比べると1時間以上早いはず、4時頃が日の出なので、3時過ぎには明るくなる。

3時頃から駐車場に車が入ってくるので目が覚め、結局、5時前に出発した。

美瑛岳山頂までは4時間程度かかる(実際は4時間半近くかかった。)ので往復7時間30分程度、5時に出れば昼過ぎには下山できる計算だ。

 

最初にルートを表示すると、望岳台から直進し雲ノ平分岐から左に進路をとり、谷をいくつか越えて美瑛岳に至る。

 

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雲ノ平分岐についた、左に進路をとる。

登山道を振り返ってみる、今日は抜群の天気だ。

 

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分岐を曲がってからが大変だ、ハイマツや笹などの樹木が登山道に枝を延ばしてりるので、かき分けたりかがんだりしながら進む。

 

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雪溪も2箇所渡らないといけないが、滑ったら、どこまで落ちるか分からん・・・ツボ足で何とか渡る。

左の写真の左側、先がポツンと尖っているのが美瑛岳だ・・・遠い!

 

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ボンビ沢というところに着いた、ここから一気に高度を上げていく。

 

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ロープを伝って登ったり、屈んで歩いたり大変だ。

 

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美瑛岳の直下に着いたが、ここから右の肩に取り付き山頂を目指す。

 

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激登りで、山頂に中々近づかない。

 

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美瑛岳は、十勝岳よりも古い火山で、その火口にたどり着いた、ここから見る十勝岳も圧巻だ。

 

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山頂到着、後ろは十勝岳

 

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写真では伝わりにくいが、圧巻の大雪山系の山々、右の山の先にあるのが、トムラウシ山だ。

どっかの登山家の紀行文の一節で「富士山に登って山の大きさを語り、大雪山に登って山の広さを語れ」というのがあったが、全くだ!

 

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下界を見渡す、美瑛、富良野の丘陵地帯だ、ラベンダーは少し時期が早い。

 

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僕に先行していた若い人は、既に縦走路を先に進んでいた、若い人は凄い!

仕方ないので自撮りしていたら、十勝岳からの縦走者が来たので撮ってもらった。

行動食で持っていた羊羹と大福を食べようとしたら、羊羹の封を切ったところで落としてしまった・・・もったいない。

大福を食べて、景色も堪能したので下山する。

 

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分かりにくいが、高山植物も多い。

 

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雲ノ平分岐近くから振り返って見る・・・遠かった!

 

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無事、駐車場到着!

写真では車が少ないように感じるが、実は駐車場に至る道路の路肩に数十台駐車している。

登山届に下山時間を書きに行ったら、僕の後に100人位は名前を書いていた、殆どが十勝岳往復なので、狭い山頂は人だらけだったはず、美瑛岳で正解だ!

GPSログ

累積標高は約1,300mで距離は、約13k、休憩込みで丁度8時間の山行だった。

ハイマツの登山道が、屈んで歩いたりするので地味に疲れるし、終盤の急登もジジィには堪える。

1,300mも登れば疲れて当たり前だが、北海道に来て、北海道の屋根と称される大雪山系の山に登らないわけにはいかないので、登頂できてよかった。

さて、明日の夕方から天気が崩れるようだ、7月3日のフェリーを予約しているが、もう一座登れるだろうか?