天城山は、伊豆半島の中央を東西に横切る火山群の総称で、最高峰は万三郎岳で標高は1,406メートルだ。
未踏の山なので登ってみることにする。
登山口は、天城高原駐車場だが、朝の6時過ぎに着いて6割程度埋まっていた。
トイレもあるので、前日入りし車中泊の車も多いようだ。
どうでもいいが、駐車場入口には、ハイカー専用と書いてある。これは、Googleマップにもそう表示されているが、登山者用という表示はあるが、これまでハイカーという表示を他で見た記憶がない・・・ちょっと洒落てる。
天城山の登山コースは、シャクナゲコースと呼ばれる、万二郎岳、万三郎岳を回ってくるコースと、縦走コースしかないので、このコースで登ってみる。
駐車場前の登山口から登山開始。
登山道は荒れていて少し歩きづらい。
万二郎岳到着。
そもそも、この万二郎とか万三郎というのは、この山に棲むという兄弟天狗の名前らしく、長兄は万太郎といって西伊豆の達磨山に棲んでいるらしい。
よく分からないが、兄弟天狗にまつわる伝説が色々あるらしい。
万二郎岳付近からの眺望、残念ながら、眺望はこの辺りしかない。
アセビという植物のトンネルを潜って行く。
万三郎岳が見えたが、二つ目の山だ。
ほんの少し富士山が見えた。
これもアセビか? 花も植物も疎い。
途中、いい感じの休憩場所もある・・・が、展望はない。
伊豆最高峰、万三郎岳到着、だが、やはり展望がない。
記念撮影!
下山ルートも結構荒れている。
下山ルートは、枯れた沢をいくつも横切っていくが、苔むしたところもある。
天城という名前は、雨木から来たという説もあるらしい。
そう言えば、シャクナゲコースなのに匂いもしない、5月中旬からだろう。
駐車場に無事帰還。
GPSログ
標高登りは、700メートル、距離は9キロだった。
百名山?
正直なところ、百名山という感じがしなかった。
登山道は荒れているところが多いし、展望はほとんどない。
日本百霊山にもなっているが、祠の一つも見当たらなかった。
深田久弥の日本百名山の選定基準は、標高1500以上、品格、歴史、個性等だ。
例外的に、1500以下の百名山もあるが、それなりの理由がある。
しかし、この天城山に関しては、そんな理由が見当たらない。
天城越え
だれかに盗られる くらいなら 🎶
あなたを殺して いいですか 🎶
強烈な女の情念の歌だ。
天城越えという映画もあった、14歳の少年が娼婦と知り合い共に天城峠を越える旅をする。
また、伊豆の踊り子も有名だ。
これも、天城峠を越えて行く話しだ。
因みに、天城越えという道の駅もあって周辺に踊り子歩道が整備されているとか・・・、残念ながらルート外でいかなかった。
伊豆は、何かと色恋沙汰のイメージが強い、ジジィにはどうでもいいが、ゴールデンウィークで車は多いし、明日は雨だ、何処ぞに脱出しよう。