鬼城山は、岡山県総社市にある標高397メートルの古代山城跡で、中国百名山、日本百低山、日本百名城にも名前がある山だ。
岡山と言えば、桃太郎伝説があるが、その桃太郎が退治した鬼が住んでいたという伝説がある山だ。
低山だし、痛めた膝も大丈夫そうなので登ってみることにした。

登山口は、鬼城山ビジターセンターからだ。
8時過ぎに着いたが、駐車場は一番乗りで僕の車しかない。
駐車場の手前には路駐禁止の立札があるくらいなので、人気の山のはず、しかも今日は日曜日だ。

鬼城山へは、直登すると15分程度で登れるので、推奨ルートの犬墓山ー鬼城山周回コースを歩いてみる、全長7キロ程度だ。

まずは、犬墓山へ!

あっという間に到着したが、443メートルとある、鬼城山より高いじゃないか!
犬墓?桃太郎の犬か?

ルートの北西の先端に来た、見晴らしがいい。総社市内だろうか、右奥には瀬戸内海が見える。
この山には至る所に石仏があるが、必ず二体1組だ。ざっくりググったが、鬼城山関係の記述には出てこない・・・謎だ。


鬼の差し上げ岩だ、びっくりするくらいデカい。
この山には、他にも花崗岩の巨石がいたるところにあって、「鬼の◯◯」という名前がついている。

岩屋休憩場というところに着いた。ここは、小さいが駐車場もあってトイレもある。

快適な周回路を進み、道路を横断し先に進む。
このルートは、総社ふるさと自然歩道として整備してあるので、非常に歩きやすい。

北門跡。


鬼ノ城(温羅遺跡・第二展望所)に着いた。
ルート上で一番景色がいい場所だが、ここから先は、ずっと景色がいい。

南門跡。

ここも景色がいい。

東門跡。



そして、この山の象徴、西門跡。圧倒的な存在感となんか異様な雰囲気がある。

西門の直ぐ上に鬼城山山頂がある。
写真は、山頂の東屋(第一展望場)だが、山頂の碑が見当たらない。

駐車場に無事到着!
8時過ぎは僕の車だけだったのに・・・。
ほとんどは、西門跡の見学か鬼ノ城(温羅遺跡・第二展望所)まで足を延ばすかみたいだ。

これは、ビジターセンターに掲示してある航空写真だが、城の敷地の広さに驚かされる、約30万平方メートルらしい。
ここは、特殊な城門跡といい、約6メートルの城壁、写真は撮っていないが、特殊な水門も幾つもあって排水溝もある。
ころほどの山城跡は初めてだった。
温羅(うら)伝説
温羅は、7世紀ごろ百済から渡来し、鬼城山を拠点に製鉄技術をもたらした強力な首長で、身長は約4メートルもあり、目は虎や狼のように輝き、赤毛の髭を蓄えた恐ろしい姿だったと伝えられていて、桃太郎に登場する鬼のモデルとされる鬼神らしい。
精錬技術によって強大な力を持った温羅と大和朝廷が対立し、大和朝廷から派遣された吉備津彦命(きびつひこのみこと)に討たれたということで、吉備津彦命が桃太郎のモデルということになる。
鬼城山の不思議
最大の特徴は、古事記や日本書紀などに一切記述がないらしい。
7世紀後半(飛鳥時代)に大和朝廷が築いた防衛施設だろうとされているが、これほどの巨大建築物が史書にないのは謎。
桃太郎伝説の「モデル」だが、時代が合わない。
温羅が吉備を支配していたとされる時期と、この城が築かれた時期にはズレがあるらしい。
山奥に最新技術。
鬼ノ城の城壁は「版築(はんちく)」という、土を木枠に入れて突き固める手法で作られていて非常に頑丈、また、排水用の水門が6つあり、城壁の基礎部分には石が敷き詰められている。これほど高度な技術が、山奥の山城で用いられていたことが不可解とされている。
GPSログ
歩行距離7キロ強、累積標高は400弱だった。
今朝は、膝の具合もあるし登るか迷っていたが、登って良かった。歴史浪漫を感じさせる印象的な山だった。
膝は大丈夫そうなので、明日もどこか登るか!