老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

北海道の旅 その4 雌阿寒岳登山

雌阿寒岳 

f:id:kannrekizizi:20200718175046p:plain

昨日登った斜里岳の西側に位置する。マリモで有名な阿寒湖からの山容が絶景の山だ。

昨日の今日なので、足を休めるつもりだったが、朝起きるとすこぶる天気がいい。

車中泊した道の駅からも車で1時間ほどの距離だったので、勢い登ることにした。

  

f:id:kannrekizizi:20200718190536j:plain

[環境省のページから]

深田久弥日本百名山には「阿寒岳」と記されているが、阿寒を冠する山は、雄阿寒岳雌阿寒岳がある。一般的に阿寒岳というと雌阿寒岳を指すようだ。

どうでもいいが、深田久弥は1959年に登頂している。僕が生まれた年だ。

 

f:id:kannrekizizi:20200718191630g:plain

雌阿寒岳温泉登山口から登る。標高は、1499メートルで登山口との標高差は約800メートル、コースタイム2時間20分だ。北海道の百名山の中では、一番楽な山か?。

 

f:id:kannrekizizi:20200718191654j:plain

雌阿寒岳温泉登山口

 

f:id:kannrekizizi:20200718191719j:plain

アカエゾマツの森を登っていくが、根張りでつまづきやすい。

 

f:id:kannrekizizi:20200718191738j:plain

雌阿寒岳は活火山で現在噴火レベル1の山だ。

中には、ヘルメットを被って登っている人もいるが、噴火したらアウトだろう。

最近では、1998年に小規模噴火を起こしたようだ。

 

f:id:kannrekizizi:20200718191756j:plain

二合目を過ぎるとハイマツが待ち受け、展望も利くようになる。

 

f:id:kannrekizizi:20200718191819j:plain

樹海に包まれたオンネトー(湖)が見える。遠くは十勝山脈か?

 

f:id:kannrekizizi:20200718191851j:plain

振り返って見る。登ってよかった!

 

f:id:kannrekizizi:20200718192001j:plain

ここは八合目付近。四合目くらいで森林限界を超えるので、玄武岩のザレ場をジグザクに登る。

 

f:id:kannrekizizi:20200718192018j:plain

振り返ると恐ろしい。

 

f:id:kannrekizizi:20200718192239j:plain

火口壁に着いた。硫黄臭がきつい。右の噴煙のところからゴーゴーと音がするが、時折音が大きくなる。地球が呼吸しているようだ。

 

f:id:kannrekizizi:20200718192300j:plain

火口壁沿いを山頂に向かう。

 

f:id:kannrekizizi:20200718192323j:plain

山頂に到着!

安全登山のタオルを広げて撮ってもらったら、肝心の山頂の標識が隠れた。
 

f:id:kannrekizizi:20200718174949j:plain

何という絶景!写真じゃ伝わらないか?

奥が阿寒湖と雄阿寒岳だ!

 

f:id:kannrekizizi:20200718192415j:plain

さて、ザレ場を滑らないように下山しよう。

登山アプリのGPSログ

2日続けての登山となったが、足の疲労は思ったよりなかったので、ペースも早くなり、丁度2時間くらいで登頂した。

と言っても歳をとって無理をすると膝や足首を痛めたりするので、2〜3日温泉でゆっくりしよう!

阿寒湖

マリモで有名な阿寒湖だが、オンネトーなどの湖と一緒で、昔、阿寒岳が噴火して溶岩が川を堰き止めてできたらしい。

阿寒湖にも立ち寄ったが、遊覧船があったが動いていないような?思うに遊覧船の船底からおぼろげにマリモが見える程度だろう。

 

f:id:kannrekizizi:20200718201851j:image

 アイヌの村をイメージしたアイヌコタンというのがあったが、アイヌの衣装を着て木彫りの民芸品を売っていた。中にはアイヌの人もいるかも知れないが、多くは普通の商売人だ。

 

f:id:kannrekizizi:20200718202529j:plain

写真を取り損ねたので、WEB上の写真だが、湖畔に石川啄木の碑がある。

神のごと

遠く姿をあらはせる

阿寒の山の雪のあけぼの

この詩は、啄木が釧路の海上から阿寒岳を望んで詠んだものらしい。要するに啄木は阿寒湖には来ていないのだ、観光の目玉にと観光業者が碑を立てたのだろう。

商売は詐欺のようなものだ。