老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

御嶽山登山

木曽のナー仲乗りさん木曽の御嶽さんは何じゃらほい夏でも寒いヨイヨイヨイ!

これは長野県民謡の木曽節のワンフレーズだが、昔、カラオケを歌わない上司がいて、どうしても歌わないといけない時には木曽節を歌っていた。

そこに出てくる山が御嶽山だ。

 

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御嶽山は長野県と岐阜県にまたがる標高3067メートルの成層火山だ。

7年前の9月27日に噴火し登山客など多くの犠牲者が出た。残された家族の方が慰霊登山される姿をニュースで見たので、僕も8年ぶりに登って見ることにした。

登山口

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これは黒沢口という登山口の駐車場だ。今日は土曜日だし、台風一過の晴天、緊急事態宣言明け・・相当多いはず。なので、前日入りして車中泊した。

以前は、王滝口登山道が一般的だったが、噴火により規制がかかっていて九合目から上にはいけない。僕も8年前は王滝口登山道を利用した。

写真は、午前5時半の様子だ。

車中泊していると午前1時頃が騒がしい。

人数は定かでないが、結構な人たちが、ヘッデン(登山用ライト)をつけて登り始める。山頂で御来光を拝むためだ。

一旦落ち着き、また寝入ってると午前4時頃、また騒がしくなる。朝焼けの御嶽山を見るのだろう。この頃には駐車場は既に満車だった。

僕は夜が明けるまで待って5時半頃出発した。あまり遅いとロープウェイを利用する人たちが七合目で合流し登山道が混雑するからだ。

山頂との標高差は1251メートル標準コースタイムは4時間半といったところだ。

 

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木道をひたすら進む。

 

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約1時間で七合目行場山荘に到着する。

登山口は六合目付近、1合を1時間で登れば4時間で着く計算だ。

 

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八合目女人堂、これは宿泊できる山小屋だが、昔は、これより上は神様の領域とされ、

女人は登山を許されず、頂上を目指した男性達の帰りを小屋で待っていたのだそうだ。

 

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八合目までが木道でそれから先は、ガレ場になる。

 

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綺麗だ!

 

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斜面も黄色に色づいている。

 

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小屋が見えるがあれは九合目だ。

 

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九合目を過ぎた、もう少しだ。

 

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最後のガレ場を登る。

 

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山頂到着!人がいっぱいいるので変な角度で撮ってしまった。

 

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お決まりの記念撮影。登山口でヘルメットを被るよう指導しているので、ほとんどの人がヘルメットを被る。

 

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山頂直下の様子だが、左の黒いのがシェルターだ。この付近にあった、山小屋が噴火で全滅した。

 

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噴火口は右奥の方だが見えない。左正面に小屋があって、そこから道が伸びているが、あれが、8年前僕が登ってきた王滝口からの登山道だ。今は規制がかかっていて通れない。

 

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北北東の方向に乗鞍岳が見える。あそこも行ってみたいが・・・。

 

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山頂から北方を望む。

8年前は二の池小屋というところに泊まって、真ん中正面の山(摩利支天)を超えて岐阜県に下った・・懐かしい。

GPSログ

御嶽山といえば山岳信仰としても有名で、御嶽教というのを聞いたことがある。別に変な宗教ではなく、いわゆる神道というやつだ。

今日も下山中に白装束に法螺貝を抱えた人達何組かとすれ違った。おそらく御嶽教の人達だろうが、その人達が途中で法螺貝を吹いていた。山で聞く法螺貝はなかなか良い。

今日は筋肉痛も気にならなかった、腰痛もどうにか悪化せずにいる。明日も天気が良さそうだが、年寄りは体の回復が遅い。今日も結構な山行だったし、明日はゆっくりしよう。