十勝岳
17日に斜里岳に登り、翌18日に雌阿寒岳に登った。2〜3日のんびりしようと思っていたら、天気が崩れそうなので、滞在していた帯広から近い十勝岳に登ることにした。
ちなみに大雪山国立公園は日本の国立公園の中で最も広いらしい。ざっくり言うと北海道のほぼ中央部に位置する大雪山を中心とした山岳地帯が全て国立公園ということだ。
十勝岳の標高は、2077メートルで、登山口である望岳台の標高が930メートルなので、標高差は約1100メートル程度だ。
この山岳地図からすると4時間10分の行程となる。
(この山岳地図は甘い、実際は3時間半程度で登る。)
望岳台登山口で車中泊をした。夕陽が綺麗だ。
ここは、展望がいいので、登山者だけではなく休日には多くの観光客が押し寄せるらしい。
ついでに朝日も載っけておこう。
正面に見えるのが十勝岳だ。
朝の5時過ぎだが、晴れ渡っている。
正面の一番高いところだ。左の噴煙の左から巻いて登る。
1時間ほど歩いて振り返る。なかなかの景色だ。
避難小屋だ。正面の噴煙の左側に登り右に巻いて行く。
避難小屋がだいぶん小さくなった。
かかる雲を眼下に見るのは気持ちがいい。
ガスって来た。
歩きやすそうだが、実は荒い砂地で足が取られて歩きにくい。
ここが、昭和噴火口みたいだ。
尋常ではない硫黄の匂い。咳き込むくらい強い。
最後の急登に取りつく。息は上がるが、この岩礫は浮き石がないので非常に登りやすい。
もう少しだ。ガスが・・!
あいつだ!強烈な硫黄の匂いは。
山頂についた!・・・が、誰もいない。
途中追い越したご夫婦は見当たらないし、後続の人もまだ30分以上はかかりそうだ。
携帯で自撮りしよう!
ガスで見えなくなる。俺もガスってやろう!
20分ほど休憩し、ガスは濃くなる一方なので下山する。視界は100メートルは効きそうだ。
万年雪だ。
雲が低くなっている。
無事下山した。
振り返るが、山はガスの中だ。
登山アプリのGPSログ
天気予報が無茶苦茶!
雌阿寒岳を登った日に確認した時は、週間天気予報で今週は天気がよかったはずだ。
昨日、見たら今日は、午前中晴れで、午後の3時頃から雨になっていた。その後も連休まで晴れ間がない。
ということで慌てて登ったが、午後3時から雨が降らない。天気予報を確認したら、明日の午後から雨に変わってる。
ウェーザーニュースは、こんなにコロコロ予報変えてたっけ?たまたま今の気象条件の変化が激しいのか。
今の予報が正しければ、北海道は7月30日まで晴れ間がでない。
十日間もどうする?また、予報が変わるだろう!
余計なひとこと
美瑛町の白金青い池をご存知だろうか。昨日、登山口に行く途中に通過した。昨日は日曜日だったので、夕方にもかかわらず、駐車場入口には多くの観光客が列を作っていた。
近くの道の駅にもソフトクリームを頬張る家族連れが目立った。
青い池?池の底にある何かの鉱物が日光で青く写すだけだろう!
話のついでに、登山の帰りにでも寄ろうかと思ったが、十勝岳でそれ以上の自然を感応したので、寄る気にはならなかった。
青い池から望岳台まで車で20分とかからない。青い池のついででもいいので立ち寄って欲しいものだ。
ちなみに、美瑛という名前は、訪れた人が、ここに流れる川の水を飲もうとしたら、アイヌ人がビイエ、ビイエと叫んだそうだ。ビイエとは”油ぎった”という意味で、十勝岳に噴く硫黄が混じっていたからだ。
美瑛という名前や文字は綺麗だが、油ぎった・・硫黄臭いという意味だ!