霧島山
ただ、霧島山という山はなく、宮崎県と鹿児島県県境に広がる火山群を総称して言う。霧島連峰などとも言われるが、一般的には最高峰の韓国岳(標高1,700m)を指すだろう。
韓国岳(からくにだけ)の由来は、晴れた日には山頂から韓国が見えるからという説が実しやかに伝えられているが、実際には、いくら晴れても絶対に韓国は見えない。
古事記にそう言った記述があるのを根拠としているが、何かの例えだろう。
他にも霧島市周辺に多くの朝鮮系渡米人が住み始め、母国を思い韓国岳と名付けたという話や山頂付近には草も生えないし人も行かない「空の国」の”からくに”という説があるらしいがよく分からない。
ここは、足湯の駅えびの高原の駐車場(駐車料金500円)だ。ここに車を止めて登る。
別ルート(大浪池ルート)で登れば、道路脇の空きスペースに”ただ”で駐車する方法もあるが、この駐車料金は、登山道などの整備費用に当てられるので、協力しよう。
程なく登山口の案内板がある。
よく整備された登山道だ。3合目までは、松と雑木の樹林帯の中を歩く。
この3合目付近が森林限界だ。これから先は、高い樹木は生えていない。
5合目まで1時間弱、展望もかなり効くようになる。
山頂が見えた。火口の縁の高所が山頂なので切り立った場所にある。
後一息。登山道も歩きやすい。
山頂付近は、火山岩で覆われている。
1時間半弱で山頂に到着!
韓国岳の火口は、直径900メートル、深さ300メートルらしい。
天気はいいが、今一空気が澄んでいない。
右手前が新燃岳だ。新燃岳の噴火警報は最近解除されたそうなので、新燃岳を通って奥に見える高千穂峰まで縦走できる。
GPSログ
この山は、標高差も500メートル程度で、5合目付近が若干勾配が急だが、辛くなる7合目辺りから、勾配が緩やかになるので、初心者でも楽に登れる山だ。
距離も短いので、大浪池方向に降りて周回するのが一般的かもしれない。高千穂峰まで縦走する人も多い。
僕は、昨日開聞岳に登り、足が疲れているのでこのまま下山する。
高千穂峰も昨年末登ったので、スルーしよう。
追伸
昨日、開聞岳山頂のビデオ映像をFacebookにアップしたが、ここでは、どうしてもビデオ映像に人が入ってしまうので諦めた。