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北海道の旅 その6 大雪山登山

 大雪山(たいせつざん)

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大雪山は北海道の中央にそびえる火山群の総称なので、大雪山というピークがあるわけではない。

かつてアイヌの人々は大雪山を”カムイミンタラ”と呼んで敬っていたらしいが、これは、”神々の遊ぶ庭”という意味らしい。

その大雪山系の最高峰”旭岳”に登ることにした。
 

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大雪山には、大雪山温泉のある山麓駅からか、これも温泉街の層雲峡からが一般的だ、どちらにもロープウェイがある。

目指すは旭岳なので、山麓駅から登ることにした。
ロープウェイに乗って姿見駅から登ると、山頂の標高が2291メートル、姿見駅の標高が1590メートルなので、標高差約700メートル、山頂までのコースタイムは2時間50分だ。

 

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これは山麓駅だが、ここからロープウェイで標高を490メートル稼げる。

しかし、片道2000円、往復で3600円で高い。ちょっと迷ったが、姿見駅までは、エゾマツの森を登るだけで、展望もないので金を払うことにした。

 

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ロープウェイは10分間。

 

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5分もするとガスの中に入った。

天気予報は晴れだが、北海道の山はガスが多い。

 

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ガスの中の姿見駅だ。

 

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この辺りは、登山以外の観光客が多いので、整備されている。

 

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有名な姿見の池だ、天気が良ければ水面に逆さ旭岳が写るので姿見の名前がついたらしい。晴れていればエメラルドグリーンに輝き、観光客の撮影スポットだが、今日は残念だ。

 

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本格的な登山道になる。

徐々に勾配がきつくなる。

ザラ場だが、比較的登りやすい。

 

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振り返って見る。大分高度を上げた。

 

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8合目、ガス消えろ!

 

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ダメだ!

 

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あの先が山頂だ!ガスが晴れて行く。急いで登らないと。

 

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到着!

ソーシャルディスタンス(マスクの代わり)のつもり!

大雪山にちなんで大の字のつもり!

余談だが、マスクの代わりの赤いタオルっぽいのは、実に使い勝手がいい。

これは、筒状になっていて、寒い時はネックウォーマーにもなるし、暑い時は、頭に巻いたり、二重にして手首に巻いて汗拭きに使っている。

ロープウェイの乗車時にもみんなマスクをしていたが、僕はこれでOKだった。

 

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僕の登頂に合わせてガスが消え、展望が開けた。

 

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山頂は連休中ということもあり多くの登山客で賑わっていたが・・・あっという間にガスが・・・。

 

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少し待ったが、ダメだ。ガスの中、下山する。

 

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だいぶん下ってきた。ガスっているのは上の方だけだ。

 

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下界は晴れているようだ。

 登山アプリのGPSログ 

北海道の天気は難しい。

僕は、旭岳に登るのは2回目で、初登頂は4〜5年前で大雨だった。

今日の天気予報は晴れで、降水確率も0パーセントだが、山はガスがかかっている。

明日以降は、今のところ曇りだ。北海道は雲が低いので、山は当然雲の中になる。

好条件で登るは中々難しい。湿度が下がる秋の方がいいのかもしれない。

今日は、山頂で少しの間、晴れ間を見ることができたが、”神々の遊ぶ庭”を感応するには至らなかった。

しかし、リベンジする機会を与えられたと思って次の機会を目指そう。

ちょっと立ち寄り

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美瑛町の「ぜぶるの丘」というところだが、通りがかりにちょっと寄ってみた。

有名なのは、同じ美瑛町の「四季の丘」というところだが、ここは規模的には4分の1程度だろう。

恋人同士とか、親子とかが二人乗りのバギー車に乗って周回する商売が繁盛しているようだ。

真ん中がラベンダーだが、富良野には何キロも道路沿にラベンダーが植えてある道もある。僕には紫の花が綺麗とは思えないが・・・。

それよりも空を見て欲しい。北海道の空は本当に綺麗だ、山はガスだが・・・。