伯耆大山(ほうきだいせん)
昔、この地域が伯耆国であったことから、そう呼ばれるが、独立峰の山容から伯耆富士、出雲富士とも呼ばれる。日本百名山の一つだ。
スキーでも有名だが、中国地方の旅なので、ここに登らないわけにはいかない。
車中泊
昨日は、三瓶山登山の後、この場所に直行した、確か以前は車中泊禁止と書いてあったが、今は書いていない。以前は、100メートル程下ったところの大きな無料駐車場に止めた。
駐車場から見えた夕焼け、心が癒される。
車中泊したのは、3台だった。朝6時の時点で大分台数が増えた。5時頃から登る人も多い。
駐車場から数十メートルのところに登山口がある。
有難いことに、登山道が綺麗に整備されている。3合目までは、緩やかな丸太階段だ。
1時間ほどで3合目に着く、ここから勾配が徐々に急になってくる。
7合目になると視界がかなり開けてくる。曇ってるので下界が見えない。まだ、勾配も急だ。
下界はこんな感じ!
8合目、ここまで来れば貰ったようなもの。3合目からここまでは、勾配があるが、ここから先は、快適な木道歩きが待っている。
この木道が、8合目過ぎから山頂まで続いている。
山頂は工事中で立入禁止だ。どうせ曇りで展望がないので諦めもつくが、天気が良ければ、綺麗な弓ヶ浜が見えるのに・・・。
下山は5合目から行者谷へ降りる。歩きやすい階段だが、2日続けての登山は、親父の足にこたえる。特に下り・・・。
これは、元谷から見た大山の北壁だ。大山はここから見た姿が一番美しい。これを見るには5合目から行者谷に降りないと見れない。
天候さえ良ければ・・・、青空にそびえ立つ姿をアップできたのだが・・。
ここは大神山神社の奥宮だが、昔は大山のことを”大神山”と言ったそうだ。札書きによると1805年(奈良時代)建立らしい。
一時は、3千人の僧兵を要した大寺院らしい。
毎年6月初めにここで、山開きがあると聞いたが・・、今年は中止だったのだろう!
大神山神社奥宮に来るには、この石畳の参道を1キロ以上歩かないといけない。
人が居たので写真は撮れなかったが、参道の入口に”大山寺”というのがある。天台宗のお寺らしいが、そこまでは人が来ているみたいだ。
平安から室町時代には、天台宗の山岳仏教の修験場として寺勢を誇ったらしい。この大山寺と大神山神社は同時期に建てられたらしく、いわゆる神仏習合時代のものだ。山寺などではよく見かける。そう思うと何か荘厳な雰囲気を感じる。
参道には、今でも数件の旅館が立ち並び、土産物屋も多い。昔、信仰心が熱かった頃、栄ていた痕跡が色濃く残っている。
登山アプリのGPSログ
登山アプリには、通過時刻が細かく出る。標高差は、900メートル位あるが、6時04分に出発し、8時27分に着いてるので、登りのコースタイムは、2時間23分。
全行程4時間40分で、休憩32分、山行4時間8分となっている。
まとめ
この山は、標高差があるので、厳しいという人もいるが、中盤の急勾配をゆっくり登れば、初心者でも十分登れる。
昨日、三瓶山を周回し、2日続けての山行だったが、昨日は5時間半近く歩いていたので、今日の方が楽だった気がする。
しかし、流石に下りでは、かなり足に来たので、2〜3日は、ゆっくりしよう!