鳳凰三山からの朝日
パソコンに保存している写真を見ていたら、日の出の写真が目についた、朝日はどうやって描くのだろう?
ということでその写真を模写してみた。
ブラシ機能の中を探していたら、輝度というブラシの中に”フレアー”というのがあったので、それで太陽を描いて、レイヤーの照度を少し変えてみた。
他は、朝日周囲の色合いの微妙な変化をボカシ機能を使って描いたが、作業の大半はそれに費やした。
更に、写真にはない登山者の男を描いてみたが、いい感じだ。
アプリのProcreateには、いろんな機能があるが、アニメーション機能などを除いて7〜8割の機能は何とか使い方が分かった感じだ。
模写した写真
これは2018年の8月5〜6日に鳳凰三山を縦走した時の写真で、薬師岳の手前に砂払岳というところがあるが、そこから日の出を撮ったものだ。
鳳凰三山
鳳凰山は、山梨県の南アルプス北東部にある薬師岳・観音岳・地蔵岳の3つの山の総称で、日本百名山だ。
この時は、とにかく暑かったことと、真っ暗な夜道を歩いたことが思い返される。
当日、甲府市内は40度を超える猛暑日で、登山口の夜叉神峠で既に28度あった。
気温はガンガン上がり、歩調と合わせるように帽子のつばから汗が滴り落ちたのを記憶している。
南御室小屋で一泊したが、そこまで5時間半かかった。翌朝、朝日を見るために確か3時には出発し、真っ暗な登山道を2時間歩いて砂払岳に登って撮った写真だ。
左は、薬師岳付近からの富士山、右は鳳凰三山最高峰観音岳で標高は2,841m。
絵に登山者を描き加えた訳
絵を描いていたら、金曜ロードショーのオープニング映像を思い出した、何となくシチュエーションが近いからだろう。
波止場で夕陽を眺める男の姿、哀愁漂う懐かしいシーンだ。
あのシーンは波止場の夕陽で、僕が描いたのは山の朝日なので対照的だが、何か足りない・・・”人”だ!
ということで、絵に登山者(僕自身のつもり)を描いてみた。
絵の表情がより情緒的になってこれはこれでいいだろう。