鶴ヶ城(会津若松城)
建物の絵でも描いてみるか・・・ということで、去年10月に訪れた福島県の鶴ヶ城を描いてみた。
しかし、面倒な絵を選んでしまった。
パーツの多い城を描くのも面倒だが、石垣もあるし、松の木も多すぎる。
描き始めて直ぐに、他の題材にしようかとも思ったが、途中で放り出しては自尊心が傷つく。
何とか描き上げたが、あまり納得していない。
デジタル絵画なのでいくらでも訂正はできるが、次に描く時の参考にもなるので、敢えて訂正せずに記録しておく事にする。
模写した写真
写真と見比べたらわかるが、城の濃淡弱くが立体感がイマイチだ。
白壁は単純そうで難しい、ひさしの影を時間をかけて一生懸命描いたつもりだったが・・・薄い。
影はボカシ機能を使うが、ボカシを使うとどうしても薄くなる。
瓦も大変だし、結局、複雑な造りを忠実に描くことに囚われ過ぎて全体的な絵の雰囲気どころじゃなかった。
デジタルのいいところは、正方形や長方形などきっちりした形は、アシスト機能があるので正確に描くことができる。なので、形は綺麗に描けるが、ただただ時間がかかる。
石垣を描くのも大変で手抜き気味だし、松の木も前後に重なっていたりするので、ジジィのお遊びには難し過ぎた。
絵で大事なこと
いくつかデジタルで絵を描いてみて、大切だと思ったのは”影”だ、今回は特にそう感じた。
根本的なことだが、絵とか写真は、三次元を平面の二次元で表現する。
だから、写真の場合は、正面からではなく、斜めから撮ったりして立体感や遠近感が出るように撮る。
絵も似たようなものだろうが、影を強調して描くとより立体感がでそうな気がする。
次の絵に活かしてみよう!