砥上岳(とがみだけ)は、福岡県朝倉郡筑前町にある標高496.5mの山で、筑前町では一番高い山らしい。
筑前町のホームページを見ると登山コースの案内図があった、折角なのでこのコース通り時計回りで歩いてみる。
登山口の砥上神社の境内、ここは5台位は止められる。僕の住んでいる鳥栖市から30分程度の距離だ。
この神社の案内板によると、
伝承によれば、神功天皇が新羅出兵の兵士をここに集め「中やど也」と語り、また、兵器を研がせたのでこの地を「砥上」と言うようになったという。
旧中津屋郷の中心地に鎮座する砥上(中津屋)神社の境内にはイチイカシなどの巨木がうっそうと生い茂り、背後の砥上岳を含めて神功天皇ゆかりの地にふさわしい・・・。
などと書かれている。
神社の横にも10数台は停められる駐車場がある。
案内に従い進路を進む。溜池だと思うがかなり澄んだ溜池だ。
しばらく歩くと本格的な登山道に入るが、登山道は比較的綺麗で歩きやすい。
急な坂と書いてあるので進んでみるが、100mたらずで合流するので難なく進める。
「みそぎのはる」というところに着いた。案内板によると神功天皇が新羅遠征の勝利祈願をしたとき、この地の清水で身を清め、祓いを受けたとの伝説に由来・・・。
とある。
中腹には、「さやん神」というのが祀ってある。子孫繁栄の神様らしい・・、よく見るとそれらしい?石神が祀ってある。
さらに歩きやすい登山道を進む。
最後の登り、この上が山頂だ。
山頂到着!
山頂からは、筑前町とその先には耳納連山が見渡せる。
山頂の祠は、武甕槌神(たけみかづちのかみ)が祀られていて、展望のいい休憩スペースもある。
一服した後、山頂を通過して坂根登山口方向に下る。
この登山道は、山頂直下は、急坂でその後は谷川沿いの登山道で荒れているところも多いので、あまり推奨できないだろう。
坂根登山口に下りてきた。ここには、大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)がある。かなり古い建物だが、手入れされている。確か、瀬戸内海に多い神社で、航海の神様だった?と思う。
山の南側から登って東側に下りてきたので、出発点の砥上神社まで車道を3〜4キロ歩く。
今回、周回コースを歩いてみたが、下山した坂根登山口への登山道も少し荒れているし、車道歩きも長い。砥上神社から山頂までの登山道は整備されていて歩きやすいので、砥上神社からのピストンがお勧めだ。