僕は佐賀県に住んでいるが、大阪の山に登ったことがないので、登ってみようと検索すると金剛山が一番に来る。標高は1125メートルだが、大阪では一番高いようだ。
・・ということで、行ってみることにした。
金剛山は、大阪と奈良の県境を南北に走る金剛山地の主峰で日本二百名山の一座でもある。
登山道もいくつもあるようだが、メインルートの千早本道を登ることにした。
標高差は600メートル強でコースタイムは1時間40分程度だ。
登山口に一番近そうな有料(600円)の駐車場に止めた。まだ、朝の7時過ぎだ、誰もいないと思ったら、近くの家からおばちゃんが徴収に来た。
領収書はいるか聞くので、いらないと答えると”ニコッ”として飴玉をくれた。
アプリの地図を見ながら進んでいくと、登山口に着いたが、この左側が駐車場になっていて、ここが一番近かった。料金も一緒だ。
登山道を進む。
山頂まで延々木道でよく整備されているので、非常に歩きやすい。
ただ、平坦なところがないので、心拍数が上がりっぱなしで登らないといけない。
五合目には、休憩場所とトイレ、それにウルトラマンの(不思議な)石像がある。
背中の石板には、
奉納:金剛山本道中 人生も山も苦しみも 喜びも あと半分に
会長 ウルトラマン 副会長バルタン星人
とある。
意味が分からないので、首を捻って写真を撮っていると、”ありがとう”と声をかけられた。
70歳位の二人のおじさんだったが、キョトンとしていると、それは、俺らが置いたという。どうもこの人たちが、石板にある会長、副会長のようだ。
話をしたら、石像の意味がわかった。
この山には、小さい子供も登ってくる。丁度、この五合目で休憩した時に、目の前にウルトラマンがあったら喜ぶだろうと思って、作って寄贈したという。
運んでくるのが大変だったらしく、その苦労話を聞いて別れた。
僕は、ウルトラマンやバルタン星人と話したということだ。
山頂の茶店に着いた。車が止まっている。
ここまで、林道があるらしいが、一般車は通行できない。
ロープウェイもあるが、運休中だ。何でも村単独での事業運営を断念したようで、今年の村議会本会議で、「金剛山ロープウェイ条例を廃止する条例等」が可決したようだ。
200回以上登頂者の名簿がある。
金剛山は6時〜19時の間に登頂すると、山頂ではんこをもらえるというシステムがある。中には1万回も登頂している人もいるとか、毎日登っても30年近くかかる。
ここはモンベルの山頂売店と書いてある。お腹も空いていないので入らなかったが、売店の一角にモンベルコーナーがあるようだ。
ここには軽食もあって、夏はアイス、冬はおでんが人気らしい。
ここは、山頂広場と言われる場所で、ここを山頂としている。
かつて、楠木正成が築いた国見城があった場所らしい。
大阪市内が一望できるが、今日は視界が今一だ。
真言宗のお寺がある。金剛山という名前は、この転法輪寺の山号である「金剛山」が略称として定着したなどの説があるらしい。
金剛山の山頂は、実はこの葛木神社の裏山らしいが、神域に付き立入禁止になっている。
ということで、山頂広場を山頂としているが、あそこの標高は、実は1071メートルしかない。
山頂付近にちらほらとある紅葉を見ながら下山した。
GPSログ
選挙も終わったので、旅に出た。前回は日本海側を北上したので、今回は、太平洋側を北上しようと思ったが、途中に登りたい山も見当たらず、太平洋側は車も混むので、新門司港から名門大洋フェリーで大阪南港に渡った。
大阪南港に着いたのが、今朝の5時半、その足で金剛山に向かった。
紀伊半島は今年の4月に来たので、スルーして名古屋方面に進むか!