老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

宝満山登山

宝満山は、福岡で一番登山者が多いと言われる。

何故、人気があるかというと福岡市内から近いという地理的要因、初心者でも登れる、霊山としての歴史、加えて山頂からの展望といったところだろう。

この山は、福岡県の筑紫平野の北東に聳え、標高は829メートルほどしかないが、山頂からは福岡市内が一望できる。

歴史的には、重要な国家的祭祀が継承されてきた霊山として、鳥海山、富士山に次いで全国3例目の国史跡に指定されている。

ここに鎮座する宝満宮竈門(かまど)神社は、1350年を超える歴史を誇り、登山口に、竈門神社下宮があり、山頂には竈門神社上宮が祀られている。

何でも、大宰府政庁の鬼門除けとして、大陸へ渡る人々がこれから進む航海の安全と事業の成功を祈願したらしく、最澄空海なども登拝したとか。

ご存知のとおり、近年ブームになった人気漫画”鬼滅の刃”の発祥の地・聖地などと呼ばれ、注目を集めた。

僕もこの山に登るのは久しぶりだ。今は、佐賀県鳥栖市に住んでいるが、その前は長く福岡市内に住んでいたので、いつでも登れたが、近くにあると(いつでも行けるので)意外と登らないものだ。

 

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車は、竈門神社下宮の有料駐車場(400円)に駐車し、参道を進む。

ここの標高が151メートル、山頂が829メートルなので標高差は678メートルだ。ここからだと山頂まで標準コースタイムなら2時間半程度だ。

 

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ここが竈門神社下宮だ、まずは参拝!

 

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林道を何度か横断し登山道を進む。

 

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約30分歩くと林道終点の駐車場に着く、ここに駐車すればかなりの時間短縮になる。この手前の林道脇にも駐車スペースが何箇所かある。

 

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とにかく、石段!

 

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水場もある。

 

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延々石段!

 

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救急箱が置いてある。

 

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100段ガンギというところがある。

一番辛いところということだろうが、ガンギとは階段のことで、数えると丁度100段あるらしい。

 

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竈門山碑とある。かつて、宝満山は竈門山とも呼ばれていたらしく、山容が竈門の形をしていたとの言い伝えもあるようだが、この場所は、かつての竈門神社中宮跡らしい。

 

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この階段を登れば山頂だ。

 

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山頂到着!

これが、竈門神社上宮だ。

 

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福岡市内と博多湾

 

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展望を楽しむ。

 

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下山し、竈門神社下宮に立ち寄り、お礼の参拝を行う。

この竈門神社には、カエデが300本あるらしく、11月の中旬以降は参道が紅葉のトンネルになるらしい。

 

一番ポピュラーな正面登山道から登った。

とにかく、延々と石段を登るのみで、平坦なところがないので、距離は短いが、意外と辛い。

僕は体調が今一で”真夏か!”というほど汗をかいたが、登山道は樹林帯の中で日が差さないので、気温が高くても登りやすいはずだ。

登山ルートは他にもあり、この山は、三郡山地の南端に位置しているので、この山域の縦走路もある。

週明けには、やっと気温も下がるとか、今年最後の夏日登山だったかな?