以前の東京オリンピックは、1964年なので僕が5歳の頃だが、全く記憶に残っていない。家にテレビがあったのか?あってもまだ白黒テレビのころか?
生きてる間には二度と母国開催のオリンピックはないだろうし、出来れば現地で観戦したかったが、コロナ禍の無観客ではどうしようもない。
ということでしっかりテレビ観戦させてもらった。
メダルラッシュ
多くの競技で過去にないメダルラッシュとなった。
個人的に印象深かったのは柔道だろうか、延長戦を何度も戦って勝ち上がりメダルを取る姿には感動させられた。他にもレスリングだったり野球、ソフトボールなども素晴らしかったし、卓球ダブルスも中国を倒した。
余計なことだが、新競技としてクライミング、サーフィン、スケートボードなどが追加されているが、これもスポーツ?と思うのは僕みたいな年寄りだけだろうか!
結果、新競技でも日本が多くのメダルを獲得したので喜ばしいことだが、スケートボードなどは中学生が銀メダルを取った、まだ義務教育だ。
体操は確か16歳の年齢制限を設けているし、他にも年齢制限を設けている種目があるはずだ。
あの活躍で、スケードボードスクールの申し込みが殺到したらしい。
あの競技は軽量の人が有利らしいので、その内小学生がメダルを取るようなことになるかもしれない。
オリンピックは本来陸上競技の祭典だったはずだが、多種多様の種目が追加されてきた。そこには金の匂いがするし、次節のパリ大会にはブレイクダンスも新競技として入るらしい。
何となく僕の中にあるオリンピックの概念が壊れていくのが気になる。
メディアの手のひら返し
オリンピック開催に当たっては、一部の新聞は、首相に中止の決断を求める強い社説を書いたし、ワイドショー的な番組ではほとんどのテレビ局がオリンピックは中止すべきとの立ち位置で放送していた。
いざ、オリンピックが始まると、中止の立場のワードショーがメダル取った選手を手放しで称賛している。ふざけるな!と言いたい。
オリンピックの開催については、そんな逆風などもあって、関係者の方々のご苦労は相当なものがあっただろう、その労には敬意を表したい。
日本開催は正解
世界のコロナの感染状況からすると、日本以外での開催だったら不可能だったんじゃないだろうか。
日本もコロナ感染者がすごい勢いで増えてきたが、諸外国に比べればまだまだ低レベルだ。
開催の是非は別として、オリンピックに賭けてきた選手達からすると開催国が日本で良かったはずだ。
諦めなければ夢は叶う?
僕は近くの公園にほぼ毎日運動に出かけるが、そこには長い急階段があってアスリートのトレーニングには打って付けの場所になっている。
最近、運動部らしき中学生がトレーニングに来ることが多くなった、どうもオリンピックの影響を受けたようだ。
良くメダルを取った選手が”諦めなければ夢は叶う”とか言うが、そんな訳はない。当然、諦めた時点で夢は消えるが、夢を追い続けても金メダルを取れるのは1人だけだ。
オリンピックを目指すレベルの競技者が100人いたとして、99人は夢破れるわけだ。
競技人口が多ければ多いほど、諦めずに頑張っても夢破れる人が増えることになる。
栄光の裏には、夢敗れた多くの競技者がいるという現実があると言うことだ。
オリンピック期間中は、キャンピングカーでの山旅も行かずにテレビ観戦していたので、そろそろ旅に出たくなったが、まだまだ暑いし、コロナの感染爆発もある。月末頃まで様子を見て旅に出るとするか!