武奈ヶ岳(ふながたけ)
琵琶湖の西岸に連なる山地を比良山地というらしいが、その最高峰が、標高1,214メートルの武奈ヶ岳だ。
この山は、日本二百名山の他、新日本百名山や関西百名山にも名を連ねる。
琵琶湖の眺めが素晴らしいことから関西地方で人気の一座らしい・・・ということで登って見ることにした。
登山コース
主な登山口は4箇所あるらしいが、稜線歩きが楽しめるという御殿山コースで登ることにした。
登山口と山頂の標高差は900メートル程度だが、多少の登り返しがあるので、累積標高差は1,000メートルを越える、山頂まで3時間弱といったところだろう。
登山口駐車場
登山口の近くに葛川市民センターというのがあって、そこの駐車場を無料開放している。40〜50台は止められる。
昨日は、この駐車場から15分位の所にある道の駅くつき新本陣というところで車中泊したが、山間部でテレビも映らないので午後9時頃就寝し、今朝5時頃には目が覚めた。
今日は、土曜日で駐車場のキャパも分からないし、早々に出発し、6時前に駐車場に着いた、まだ、ガラガラだ。
駐車場から橋を渡るとトイレがある、その横を進むと右手に何やら店構えが見えるが、芸能人もテレビで紹介するほどの料亭らしい。
さらに明王院という寺の山門を過ぎると御殿山コースの道標が立っている。
ここが登山口みたいだ。
杉林の急登を登っていくと、ブナ林が広がっている。
さらに進むと、御殿山に着く、さらっと書いているが、御殿山まで2時間弱かかる。
ちなみに、武奈ヶ岳(ふながたけ)の語源はこのブナから来ているらしい。
御殿山を過ぎて一旦下るとワサビ峠に着く、さらに登り返し無名のピークを過ぎると、目の前に絶景が広がる。
天気がイマイチだが、この稜線歩きはいい。
稜線を軽快に歩くと山頂に着くが・・・、ガスってる。
琵琶湖が全く見えない。
反対の西側方向は、何となく展望が効くようになったが、琵琶湖方向は無理そうだ。
仕方がないので、記念写真を撮って下山することにする。
駐車場に帰ってきた。満車だ!
下山する際、多くの人とすれ違ったが、時間からして8時前後の出発が多いようだ。
天気の良い土日や連休の日は、8時前に来ないと駐車スペースがないかも。
このコースは、最初の30分位は急登で、それを過ぎるとぬかるんだ登山道を歩くことになる。
昨日、少し雨が降ったせいかとも思ったが、聞いてみるといつもぬかるんでいるらしい。
しかし、それを過ぎて御殿山まで行けば、後は楽だ、結局2時間半で登った。
また、外国人の登山者が多い。関西弁で「めっちゃ暑い」と言いながら登っている外国人もいた・・・面白い!
さて、5月9日に1ヶ月程度の予定でキャンピングカーで旅に出たので、後10日位あるが、その10日位、どの地方も天気が悪い。低気圧に囲まれ、台風が北上しているようだ。
どうしたものか、仕方がない、九州に向けウロウロしながら帰るか!