老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

大谷翔平の活躍に震えた

初先発し2番打者で豪快なホームラン

今日、メジャーリーグエンゼルス大谷翔平は、今シーズン初先発し2番打者として第一打席初球を豪快に右中間にホームランを打った。

所謂、リアル二刀流として出場したのは118年ぶりだとか。

解説によると大谷のストレートは162キロをマーク(オープン戦では164キロを出している。)し、今シーズン大リーグ早速だ。そして打ったホームランの打球初速も今季メジャー最速だったらしい、正に規格外だ!

大谷は3年前?メジャーで戦慄デビューを飾ったが、投げる時は、DH制で打席には立たなかった。

その後、右肘の故障からトミージョーンズ手術を受け、昨年までは思うような成績が残せなかった。

今年は怪我の心配も払拭されたようで、オープン戦から絶好調で打率も5割超えで5本塁打を打っていた。 

今日は、朝の9時30分からBSで放送していたのでリアルタイムで見ていたが、投げては初回から豪速球を投げ込み、攻撃の第一打席では、初球の直球(記憶では156キロ)を豪快に振り切り特大のホームランを打った。身震いするようだった。

4回まで3−0で抑えていたが、5回2アウト、あと一人で勝利投手の権利となるところ、制球を乱してワイルドピッチで1点を取られ、その後、空振り三振で3アウトと思った瞬間、捕手が後逸し、打者は振り逃げで一塁へ、慌てた捕手が、一塁に悪送球、更に一塁手が、本塁に悪送球というエラーが重なり、走者が2人還って3−3の同点となってしまった。

加えて、本塁カバーに入っていた大谷は、走者のスライディングで足を救われ負傷交代となった。結局、エンゼルスはサヨナラ勝ちを納め、大谷の負傷も大事には至らずホッとしたが、大谷に勝ちが付かないのは残念だった。

アメリカのコメンテーターは談話で、ダルビッシュ、松井、一郎を合わせたような選手と言っている。

ダリビッシュは、今年開幕投手を務めた。残念ながら4回途中で降板し勝敗はつかなかったが、ピッチャーとしての能力はメジャートップクラスだ。

松井秀喜は、ヤンキースで活躍しワールドシリーズで3本塁打を記録して9年ぶりの世界一に貢献しMVPに輝いた。メジャーで力勝負した唯一の日本人だろう。

鈴木一郎は、シーズン最多安打、通算安打世界記録を達成し、盗塁王も獲得したことがありリスペクトされている。

打撃フォームも研究されたそうだが、真似るものはいない。何故なら、一郎は前足に重心を移しながら打つ、左打者で足が速いからこそ生きる打法で、その能力がなければ同等のバットコントロールが出来ても打率は残せないということらしい。

現に、一郎は4本に1本が内野安打で、大リーグでダントツの内野安打率を誇っている。

定石、常識

話がそれたが、大谷翔平の身長は193センチ、昔は、野球で長身選手は成功しないというのが定石だった。その内、188センチの清原や松井が活躍し、190センチオーバーのダルビッシュ田中将大、そして大谷翔平も活躍するようになった。

年を重ねると、定石や常識等の固定観念が染み付いているものだが、そういう意識を打ち破る衝撃的な出来事だ。

大谷は160キロ以上の速球を投げ、松井なみの豪快なホームランを打ち、一郎並みに盗塁する選手ということだ。

高校野球みたいなことをメジャーで実践している、常識では有り得ない。

メジャーの解説でもアニメ大国の日本になぞって、アニメを見ているようだ!と驚嘆している。

夕方のニュースでも取り上げられていたが、扱いが小さすぎる。

Yahoo!ニュースでは”大谷の伝説が始まる(栗山監督)”との見出しが踊っているが、真に歴史的な出来事が起きているのは間違いない。