キングダムは、原泰久の作品で2006年9号から週刊ヤングジャンプに連載中の漫画だ。
僕は、映画が好きで良く見るが、漫画は読まないし、基本的にアニメも見ない。
しかし、キングダムは評判のアニメなので、少し見てみたら、ハマってしまった。
どんな話
紀元前240年頃の中国、春秋戦国時代と言われるころの話で、戦国七雄という列強七国が天下を競い合う乱世が舞台。
中華統一を目指す後の始皇帝、第31代秦王・嬴政(えいせい)と、その元で天下の大将軍を目指す主人公”信”の活躍を描く歴史漫画だ。
主人公”信”は、孤児で下僕の身分だが、王の弟が反乱を起こし、王は死の窮地に、それを少年”信”が救ったことで物語が動き始める。
下僕を脱した”信”は、初陣で武功を挙げ百人将になり、飛信隊という名をもらい独立遊軍として、数々の戦いで武功を挙げて出世していく。
史実
何故、ハマったのか? 一つは、この物語が史実であることだ。
紀元前240年は、日本では弥生時代末期、邪馬台国卑弥呼の時代より400年も前の話だ。
その時代に中国では、既に高い城壁の城があり、戦では騎馬もあった。
邪馬台国と年代が近い三国志は吉川英治の本を読んだことがあるが、それ以前の中国の歴史については疎い。
その歴史に触れるのは、アニメにしろ勉強になる。
物語には、成蟜の反乱、王宮内の勢力争い、合従軍戦、著雍の戦い等々全て史実。
また、”政”が幼少期人質として趙国にいたことや”政”の母親である太公は、権力者の呂不韋(りょふい)と関係を持っていたこと。
さらに太公は、毐国(あいこく)を宣言し反乱を起こす嫪毐(ろうあい)との間に2人の子供がいたことも史実。
主だった登場人物も実在した者だが、羌瘣(きょうかい)や楊端和(ようたんわ)は女ではなく男で、河了貂(かりょうてん)だけは架空の人物みたいだ。
つまり、歴史上の事実を基にキャラクターや細かな内容にフィクションを加えたものだ。
サクセスストーリー
人気アニメの鬼滅の刃や呪術廻戦、進撃の巨人なども少し見たが、引き込まれることはなく途中で止めた。
ファンタジーものなどストーリーが飛躍し過ぎて年寄りは感情移入出来ない。
それに比べるとキングダムは、身分の低い少年が難敵との死闘を経て将軍へと駆け上がって行く、王道の立身出世の物語なのがいい。
登場人物のキャラクターも面白いし、それぞれの人間関係や成長していく姿、戦での戦術等々、よく作り込まれていて引き込まれる。
コミック漫画まで買った
漫画は、現在70巻まで発行されている。
アニメは第4シリーズまで放映されているが、漫画でいうと40巻までなので、その先を読みたい。
ということで、コミック漫画の41巻から現在発売されている70巻までを買った。
初めての電子書籍
基本的に本は読まないので、電子書籍も買ったことがなかったが、初めて電気書籍で買ってみた。
携帯で読み始めたが、やはりジジィには画面が小さすぎる。
結局、パソコンで読んだがタッチパネルじゃないので読みにくい、タブレットが欲しい!