結論として、親父には、ヒットの理由が良く分からない!
そもそも鬼滅の刃とは
2016年から週刊少年ジャンプに連載された漫画だか、空前のヒットを飛ばし一部テレビアニメ化されている。
全部で何巻あるかというと、今年12月発売予定の23巻で全205話で完結らしい。
アニメ化されているのは7巻までの全26話で、映画化されているのは、それ以降の7巻〜8巻部分ということだ。
つまり、連載の序盤のクライマックス部分を映画化したということだ。
ストーリー
物語は、単純に言うと鬼退治だ!主人公の竈門炭治郎(かまど たんじろう)が、家族を”鬼”に惨殺されてしまい、唯一生き残り鬼に変容してしまった妹の禰󠄀豆子(ねずこ)を人間に戻すため、また家族を殺した鬼に復讐するため鬼殺隊に入り、鬼狩りへ行くダーク・ファンタジーだ。
鬼殺隊は新撰組?
親父の感覚からすると、主人公が所属した鬼殺隊は新撰組に似せている。服装も新撰組さながら”はっぴ”を着ている。新撰組は幕末なので下は着物だが、鬼殺隊は時代背景が大正なので”はっぴ”の下は、軍服を連想させる詰め襟の制服を着ている。
主人公の竈門炭治郎は、第1話では13歳で、映画は第26話以降なので15歳のはずだ。新撰組に例えると、まだ、組員見習いといったところか!
アニメ
僕は漫画は読まない(そもそも本も読まない)し、アニメをテレビや映画館で見ることもほとんどない。
とは言え、これだけの人気・・何がいいのか?
好奇心から、アニメ化されている26話までは、コロナ禍の巣篭もり中の暇つぶしにAmazonプライムで見ていたが、やっぱり、漫画なので現実離れし過ぎていて、小学生程度の子供が見るアニメといった感覚だった。
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
放映中の「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は、歴代最速で興行収入100億円を突破したというではないか!あのアニメが?
どうも信じがたい、劇場版は何か違うのか・・ということで、見に行った。
やっぱり、Amazonプライムで見たものと然程変わらない。
映画館では、驚くことに、1日20〜30回放映している。平日の朝一は少ないだろうということで、見に行ったが、それでもかなり客が入っていた。
平日なので、子供はほとんどいないし、7割程度は女性だ。
僕は、この劇場版の前話までを見ているので、ストーリーが分かるが、前話までのストーリーも知らずに、本も読まずに、この劇場版を見ても気持ちの悪い鬼が出てくるだけで、意味が分からないだろう。
今は、電子書籍化されているので、特に若い人は目に触れやすい。若い人は読んだのだろうか?僕と同年代のおばちゃんも何人かいたが・・・。
良いと思ったところ
良いと思ったのは、オープニング曲、アニメの出来、大正ロマン、そして展開の速さだ。
特に、第一話のアニメから劇場版までを見て、その展開の速さは小気味良い。今の時代に合っているかも知れない。
最近は、歌にしろ早過ぎて歌詞が聞き取れない歌も多いし、テックトックの短時間映像も流行した。
何にしろ、変化が凄まじくスピードが重要視される時代だ。展開の速さは、そういう時代に合っているのかも知れない。
すすり泣く?
映画の終盤で、鬼殺隊の柱(幹部)煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅうろう)が、敵の鬼に敗れて死ぬシーンがあるが、あちこちで鼻をすする音がする。どうも泣いている人がいるようだった。
親父には信じられない。アニメで全く泣かないということもないが、そんな涙が出るようなアニメ映画ではないと思ったが・・。
漫画にハマるのは、現実逃避・・?
何かとストレスの多い時代、現実逃避に漫画は格好の獲物だろう。加えてコロナ禍で溜まったストレスが映画館に集中したような気もする。
僕の現実逃避はもっぱら、洋画、特にハリウッド映画だが、圧倒的なスケール感、特撮、派手なアクションなど、予算規模が違うので迫力がある。また、サスペンスなどの設定も巧妙でリアリティもある。
しかし、コロナ禍でこれといった洋画も放映されていない。僕も、涙が出るような洋画を早く見たいものだ。