老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

レナウンが倒産ね〜!

高価格帯の老舗ブランド

レナウンと言えば、ダーバン、アーノルドパーマーシンプルライフなどで僕らの年代の年寄りは一度は世話になったことのあるメーカーだ。

安いものだと背広一着1万円しない店もあるのに、ダーバンの背広は、一着10万円はする。

40歳くらいの頃だったか、ダーバンの背広を買ったことがある。お洒落をするつもりでもなかったが、年齢的にも”それなりの格好”をしたかったのだ。その後もネクタイやシャツとか2〜3度買った覚えがある。

一昨年だったか、福岡の天神三越に行った時、ダーバンのテナントがなくなっていて、天神岩田屋のダーバンテナントに統合されていた。

顧客も高年齢化し、その辺の若者が買えそうな値段でもない。一部の金持ちは、ヨーロピアンブランドに走るだろうし、業績が伸びていないのは、僕らでも予想できた。

レナウンも何とかブランドを残すべく、スポンサー探しをしているようだ、聞き馴染んだブランド名がなくなるのは寂しいが・・・、厳しいだろう。

同じく高価格帯の老舗のアパレルメーカーと言えばオンワードだが、ここもヨーロッパ事業が上手くいかず、希望退職と不採算店舗の閉鎖で立て直しを図っているらしい、もはや知名度も落ちた。ここもまた、将来の展望が見えない。

デパート事業は厳しい

僕がデパートに行くのは、年に1〜2度程度だ。それも登山用品目的に専門店に行ったついで立ち寄る程度だ。

デパートに行っても、デパ地下と化粧品コーナー以外は閑散としている印象だ。

ここ数10年の景気低迷で、デパートが賑わっているのは、初売りなどのバーゲンセールの時だけのような気がする。

郊外にはイオンショッピングセンターなどの大型施設が盛況だし、ネットで何でも買える時代だ、新型コロナでの消費の落ち込みを考えると、デパート事業が厳しいのは推して知るべしだろう。

 パラダイムシフト

最近、目にする言葉だが、パラダイムと言うのは、”その時代の支配的な物の考え方、枠組み、規範”などを指すらしい。それを”シフトせよ”と言うことだ。

元々、科学理論のようだが、様々な分野で使われるようになったらしい。

ニュアンスとしては、”革命”に近い感じだ。

Yahoo Newsのレナウン記事では、「業界内では夏頃にかけてアパレルの倒産ラッシュが起きる可能性も懸念されている。レナウンショックは、長らく構造不況に陥ったアパレル・百貨店業界の淘汰・再編の序章にすぎない。」と結ばれている。かなり厳しい論評だ。

新型コロナの影響で、テレワークなど様々なところで、パラダイムシフトが起きている。アパレル業界もだが、デパート事業本体にもパラダイムシフトを起こさないと生き残れないと思うが・・・。