5月20日、北山西部コースを歩き、今日5月21日西山コースを歩いた。
今日の分は明日書くとして、昨日(5月20日)の北山西部コースのブログを忘れないうちに書いておく。
北山西部コース
*登山アプリの操作ミスで途中のデータが飛んでいる。
GPSログで表示している通り、このコースは京都市の北西に位置する。
先日の北山東部コースの終点、二ノ瀬からかつての氷の生産地氷室を経て、京見峠、清滝へ至る19.3キロのコースだ。
二ノ瀬駅
写真では何処に駅があるか分からないが、中央から右に柵と電線が見えているのが駅で、実はこの駅は高台にあるので、駅から下って見上げるとこんな感じだ。
今日のコースのゴールは清滝というところで、バスで嵐山に降りるので、嵐山に車を止めたかったが、嵐山からスタート地点の二ノ瀬へのアクセスが悪過ぎる。
ということで、前回のコースでも利用した出町柳駅の近くのパーキングに駐車し、叡山電鉄で二ノ瀬に来た。
夜泣峠
二ノ瀬から夜泣峠を経て、向山に向かうが、夜泣峠までが急登だった、一気に目が覚めた感じだ。
ちなみに夜泣峠の名前は、文徳天皇(平安時代の初期)の皇子であった惟喬(これたか)親王がここで夜泣きされた伝説に由来するらしい・・・朝一の急登でこっちが泣きたい!
氷室
向山から山を下り鴨川の上流を渡り、小峠を越えると氷室に着く。
ここは、山間の開けた盆地で京都周辺に設けたれた、氷を貯蔵した氷室の一つ、右下の写真は氷池の守護神として祀られた氷室神社だ。
京見峠
氷室から城山を越えて車道を進むと京見峠に着く、ここは、丹波から京都に入る街道の峠で、廃業した茶屋跡(右下)が、かつての繁栄を思わせる。
北山杉
京見峠から山道に入ると奇妙な杉がある。
以前、造園業者の人から聞いた北山杉のことを思い出した。
北山杉は、「台杉仕立て」と言われる育成方法で、一つの株から数十本の幹を育てるらしい。
この地域で編み出された独特なもので、昔は、京都の茶室造りなどの数寄屋建築に重宝されたらしい。
沢ノ池
上ノ水峠を越えると沢ノ池というところに着く、この周辺には大きな川がなく、水不足になることが多かったらしい。
要は、灌漑用水用に作られた池ということだが、かなり大きい。
朝7時過ぎに二ノ瀬を出発し、ここまで約5時間、丁度お昼なので池を見ながら昼食をいただいた。
神護寺
沢ノ池を過ぎて先に進むと周山街道の梅ヶ畑というところに下ってくる。
清滝川が流れていて、川縁には多くの川魚料理の店が並んでいて、外国人の観光客もウロウロしている。
そして、川を見下すように西明寺、神護寺というかなり大きな寺がある。
案内板などを見ると空海の高弟が関わっている寺らしいがよく分からない・・・古刹だ!
綿雲渓
清滝川沿いのルートを進むが、この辺りを綿雲渓というらしく、美しい渓流と紅葉の名所として知られているらしい。
遠く山を見上げると北山杉に囲まれているし、川沿いの景観からも、秋に来て歩きたいところだ。ただ、忌まわしい猿もいる。
清滝バス停
この日のゴール清滝のバス停、ここから嵐山に向かうバスが出ているが、1時間に1本しかない・・・、バス停にえらく人が並んでいる。
僕と同じトレイルではないし、聞いてみると愛宕山に登った帰りだという。
ここ清滝は、愛宕山の登山口になっていて、その愛宕山の山頂には、全国に約900ある愛宕神社の総本社があるらしい。
秋に来て、愛宕山に登って、清滝川沿いを歩くのも良いかもしれない。
感想
途中、距離約2キロ、登り約280mのログが飛んでいるので、歩行時間は6時間30分、歩行距離は21キロ、累積登りは1300m位だろう。
コースはよく整備されているし、歩きやすかった。
この日は、雨上がりで最高温度も22℃くらいまでしか上がらなかったし、ゴール直近の綿雲渓歩きも涼しく、あまり汗をかかずにすんだ。
前回のトレイルから中二日空いたので、痛かった腰も大丈夫だったし、20キロ歩いた割には元気だ。