藤原岳は、滋賀県と三重県の堺に位置し、両県を南北に走る鈴鹿山脈の一座だ。
折角近くにいるので、鈴鹿山脈の一座を登ろうと思ったが、日本二百名山の御在所岳は過去に登ったことがあるので、日本三百名山の藤原岳に登ってみることにした。
この山の標高は、1,144.8メートルで花の百名山でもある。
登山口は、藤原岳登山口休憩所からだ。
駐車場のキャパが小さいとのことだったので、朝6時30分ころ着いたが空きは数台だけだった。
上の建物が休憩所になっていて、綺麗なトイレもある。
駐車場のすぐ上が表登山道の登山口になっている。
登山届のポストもある。
標高差が1,000メートルを越えるのでぼちぼち行こう。
○○合目の表示があるが、五合目まで、1時間かからなかった。標高差が1,000メートルを越えるのに計算が合わない。
この表示はおそらく山荘を十合目としての表示だろう。
八合目は少し広くなっている、ここは別の登山道との合流地点でもあり、良い休憩場所になっている。
崩落あとを通過してくと、石灰岩が出てくる。この山の南側は、太平洋セメントの石灰鉱山で露天掘りしているらしい。
山頂付近は、石灰岩だらけということだ、探せば珍しい鉱石があるかもしれない。
山荘が見えた。
靄っているが、右が山荘で左がトイレだ。
藤原岳は1,144.8メートルだが、天狗岳1,165メートルなので天狗岳の方が高い。
藤原岳という名前は、この山域の総称でもあるので、天狗岳は、「藤原岳最高点天狗岳」と表示されている。
天狗岳到着、とにかく風が強く誰もいないので自撮りする。
山荘まで引き返し藤原岳を目指す。
藤原岳到着、山頂にいた若い人に撮ってもらった。
山頂からの展望、風が強く雲が被ったり晴れたりの繰り返しだ。
山荘のところで、少し腹拵えをして下山する。
裏登山道というルートもあるが、少し荒れていると聞いたので、登ったルートで下山する。
無事駐車場到着!
休憩所の建物の横には登山靴を洗えるところがあるので助かる。
GPSログ
累積登りが1,130mで、距離が11.0kmだった。
この山の魅力は、やはり山頂付近に広がるカルスト地形と天気が良ければ伊勢湾や琵琶湖が見渡せるという展望だろうが、そこは、あいにくの天気で少し残念だった。
登山道は、比較的歩きやすく、1,000m以上登った割には疲れなかった。
そう言えば、4日連続の登山になった。昨日の山は、軽登山だったので足の負担も少なく何とかなったが、ジジィなので無理をせず2〜3日休もう。
山頂で会った若者が、同じ鈴鹿山脈の竜ヶ岳や霊仙山もいいと言っていたが、同じ山脈を続けて登るのも芸がない、またの山旅にするか!