東赤石山は、愛媛県東部に位置する彷皇山脈の最高峰で、日本二百名山、花の百名山でもある標高1,710mの山だ。
赤石の名前の由来は、山頂付近の岩峰が”かんらん岩”という岩で、含まれている鉄分が酸化して赤く見えることに由来するらしい。
四国の名の通った山で、唯一登っていなかったので、今回登ってみることにした。
登山口は、筏津(いかだづ)登山口だ、ここは、三百年近く続いた別子銅山最後の抗があるところで、その筏津坑の駐車場と共有している。
写真では見えないが、奥の右側には、身障者用も完備された綺麗なトイレもある。
携帯の電波も入るので車中泊も可能だ。
駐車場から綺麗な川を見て橋を渡ると登山口がある。
ちなみにこの川は銅山川というらしい。
先にGPSログを貼っておくと、登りは右側(東瀬場谷ルート)、下りは左側(山荘経由瀬場谷ルート)のルートを通る。
標高差が1,000mを超えるので結構厳しい山だ。
中々変化に富んだ登山道だ。
分岐にたどり着いた、ここから右のコースに行く。
右のコースを30分も歩いただろうか、登山道がザレ場になった。
急なザレ場は歩きにくい、2時間近くこのザレ場と格闘した。
分岐にたどり着いた。山頂までは、30分程度だ。
山頂到着!
写真は西赤石山方向だ、手前から八巻山、前赤石と続いている。
左奥が石鎚方向だが!
4時間近くかかったが、最高の眺めだ。
瀬戸内海と新居浜市が見える、天気はいいが少し霞んでいる。
自撮りして下山!
分岐を赤石山荘方向へ、熊のような岩!
赤石山荘、54年間営業されていたそうだが、管理人さんが高齢で2019年に小屋じまいされたそう。こういうところが増えるのかな!?
こっちのルートの方が断然歩きやすい。
最初、ザレ場が少しあるが、後は杉林、雑木林か谷川沿いの登山道だ。
大丈夫かこの橋・・・みたいなのが4〜5箇所はあるが、大丈夫だ。
無事駐車場到着!
往復7時間30分の山行だった、流石に疲れたので明日はのんびりしよう。
と言っても四国で登りたい山は登ったし、さてどうしよう?
気になったこと
これは、登山口の看板だが、”単独登山は絶対やめましょう”と書いてある。
普通は、体力に見合った登山計画を・・・とかだろう!
せめて、単独登山は危険、複数登山を心がけよう・・・とかにしてくれ!
それに、最後の登山用具のところの一番下にナタ等とある。
今時、ナタ持って登る奴おらんやろ!
敢えて看板のフォローをするなら、登山道の上の方にはレスキューポイントの張り紙がある。
この山は、最初の分岐を過ぎたあたりから、携帯の電波が届かない。
なので、レスキューポイントの張り紙があっても連絡手段がない、つまり単独登山は危険ということだ。