三本杭は、日本三百名山に選定されている四国山地南西部に位置する山で、標高は1,226mだ。
先日、大分県の国東半島にいたが、フェリーで別府から八幡浜に渡り四国入りした。
四国の有名な山は登ったことがあるので、未踏のこの山に登ってみることにした。
この山の登山口付近には滑らかな河床が特徴的な滑床渓谷があるので、その渓谷を進み三本杭、御祝山と反時計回りに周回してみる。
車は、登山口近くの滑床渓谷駐車場に止める、まだ朝の6時半・・・誰もきていない。ここのトイレは、洋式の水洗トイレで綺麗だ、携帯の電波も入るしここに車中泊してもよかった。
登山口は、駐車場下の万年橋を渡ったところから渓谷に入る。
滑床渓谷
何気に写真を何枚も貼ったが、渓谷としては、滝に巨岩、千畳敷と中々見応えがある。
ただ、長い・・・、千畳敷まで2.2キロ、奥千畳までは更に1.6キロある。
千畳敷までは、遊歩道みたいに石畳が整備してあるし、河原にも降りれるので夏場に子供でも連れてくるにはいい場所だが、千畳敷から奥千畳までは、倒木があったり道も荒れているし、ロープを伝って渡渉するところが何箇所もあるので、観光なら千畳敷までだろう。
奥千畳から縦走路の熊のコルまで高度を上げていくが、苔むした岩の斜面が綺麗だ。
熊のコルから、白樺の尾根伝いの道が素晴らしい。
白樺の林を抜けると三本杭の山頂が見える。
山頂到着!
山頂は広々としていて、360度展望が効く。
宇和島の島も見える。
御祝山に向かう。左は白い花が咲くアセビ?、右の落ちてる花はツツジっぽい。
時期は終わってるが、シャクナゲも有名らしい。
御祝山までも尾根道なので、白樺やシャクナゲの林を快適に歩ける。
御祝山からしばらくは急斜面なので結構滑る。何とか登山口のところに下りてきた。
無事、駐車場到着!
山では二人しか会っていないので、他の車は滑床渓谷に来たのだろう。
三本杭とは面白い名前だが、昔、宇和島藩、土佐藩、吉田藩の境界を示す杭が山頂にあったということらしい。
四国と言えば笹原のイメージだが、熊のコルから三本杭、御祝山までの尾根道は白樺の林があり最高だった。
今日は、下界は30度近くまで気温が上がっている。なので街に下りず、ブログは登山口の駐車場(日陰に停めた)の車の中で書いた。
そろそろ降りて温泉に行こう!近くに駅舎の2階が温泉になっているところがある。
”森の国ぽっぽ温泉”