老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

日本一の石段

熊本県下益城郡美里町というところに日本一の石段と言われるところがある。

存在は知っていたが、行ったことがなかったので行ってみることにした。

そもそもこの石段は何かというと、この地に大行寺山という標高957メートルの山があって、その山頂付近に釈迦院という天台宗のお寺がある。

その参道の石段が3,333段で日本一長い石段ということだ。

正式には釈迦院御坂遊歩道というらしい。

 

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九州自動車道御船インターから30分ほど走ると到着する。

御坂遊歩道由縁には、ここは西暦799年開山した金海山大恩教寺釈迦院の表参道で、由緒ある御坂を整備事業において石段により昭和61年3月復元した。

観光振興の拠とするべく、国内産の名石はもとより世界各国の石材を使用し国際的な観光施設ともなるよう配慮し・・・・などと書いてある。

いざ出発!

 

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分かりきっているが、延々石段、1,000段目


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1,500段目


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2,000段目、2,500段目。

 

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参道は杉林の中なので、景色も変わり映えしない・・・ひたすら登るだけだ。


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3,000段目、頂上も見えた。


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日本各地の名石の他、中国、韓国、インド、旧ソ連、ブラジル、アメリカ、南アフリカなどの御影石を使用しているらしい。

寄付もあるだろうが、相当金がかかっている。


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到着!

見えにくいが、白龍が昇るが如く石段は3,333で日本一と刻まれている。


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参道入口の標高が258m、ここが860mなので、3,333段の石段は標高差約600mだ。

ここから大行寺山と釈迦院を目指す。


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途中に東屋があるが、ここは展望が開けていて有明海や国見岳が見渡せる。

 

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細い登山道に入ると大行寺山に着く。

鉄製の展望台があって登れば展望があるだろうが、朽ちてボロボロで登れない。

石段を登っている人は多いが、ここまで足を伸ばす人は少ないみたいだ。


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金海山大恩教寺釈迦院に着いた、金海山は山号みたいだ。

ここは、信仰すれば長わずらいすることがないとの事で「ぽっくり寺」と呼ばれるらしい。

ぽっくり死ねるという事か・・・。

 

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立派な山門もある由緒ある寺のようだ。

実は、ここまでは車道があって車でも来れる。


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駐車場に戻ってきた。ここは、参道入口にある駐車場で、無人で料金箱に300円入れる。50m位手前には200円の駐車場があった・・・100円損した!

 

GPSログ

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石段は比較的急だが、同等の登山と比べると、一定のペースで登れるのでペースを掴めば割と楽に登れる感じだ。

ただ、石段と杉の木しか目に入らないし、100段ごと?に表示があるので、まだかまだかとなる。

ところで、日本一は分かったが、それまでの日本一の石段は、山形県羽黒山で2,446段らしい。

その後、追い越されていなければ、羽黒山が2位ということになる。

羽黒山と言えば出羽三山の一つで、同じ出羽三山の月山には去年登ったのに・・・

その内、行ってみよう!

道の駅佐俣の湯

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日本一の石段から10キロくらいのところに佐俣の湯という道の駅がある。

ここでお風呂に入り、レストランであか牛のステーキ丼(1800円)をいただいた。

あか牛は、熊本の在来種と何処かの牛を交配させてできた和牛種で、赤毛で赤身が特徴の熊本のブランド牛といったところだ。

この道の駅に寄るのは2度目で、前回は値段の安いちゃんぽんで我慢したが、今回は奮発した。

味も去ることながら赤身なのでヘルシー、ジジイでもペロリと平らげられる。