八幡平(はちまんたい)
八幡平は、秋田県と岩手県にまたがる標高1,614メートルの山で、周囲の高原台地を含め八幡平と言うようだ。
この山は、日本百名山でもあるので、昨日、車中泊していた秋田市内の道の駅から急遽、足を延ばしてみた。
登山口は、八幡平レストハウスというところから出発する。ここは、秋田県と岩手県の県境にある。
ほぼ山頂みたいなところなので、登山というより、約5キロのトレッキングといったところだ。
コースは、台形型の広大な湿地帯を周回するようになっているので、反時計回りで、源太の森から八幡平頂上に向かう。
左側の人が数人立っているところから登っていく。
最初は、100メートルほど高度を上げていく。
右奥に写っているのが、僕が車を止めたレストハウスだが、駐車料金500円取られる。
左下の駐車場は無料らしい。
広大な湿原を歩いていくと、源太の森に着く。
ここからは、広大な湿地帯が見渡せる。
更に湿原を進む。
この湿原には、代表的な花だけで51種類の花が見られるらしい。春先の天気のいい日にお弁当持参で来たいところだ。
(レストハウスで食事したが、お勧めできない。)
八幡沼の様子だ、両サイドに湿原が広がっている。
八幡平頂上に着いた、見晴台に登ってみるが、見晴らしは・・・ない。
今日は、曇っていて風が強く寒い。そそくさと駐車場に戻る。
途中のメガネ沼の様子、紅葉が始まっているが、時期的には今からだろう。
そもそもここは、およそ100万年前に噴出したいくつかの火山でできているらしく、成層火山に分類されている。見てきた沼は、9千~5千年前に発生した水蒸気爆発で火口ができ、そこに水がたまり、現在の沼になっているらしい。
八幡平の名の由来
奈良時代の蝦夷征伐の際、将軍”坂上田村麻呂”が岩手山方面に潜んだ賊を残さず退治し、武運長久を祈願して八幡沼のほとりで戦神、八幡大神に勝利を祈願したことに由来する・・・
と伝えられているが、史実から言えば、坂上田村麻呂は、この地までは来ていないらしいので、眉唾な話だ。
それと、八幡平は、「はちまんだいら」ではなく、何故「はちまんたい」と読むのかもよく分かっていないらしい。
八幡平アスピーテライン
八幡平に向かうには、この八幡平アスピーテラインという道路を通る。
”アスピーテ”とは聞きなれない・・、楯を伏せたような形の火山を示す名称らしい。岩手と秋田の両県を横断する全長約27kmのドライブウェイだ。
紅葉時期の週末は渋滞するらしいが、明日から気温が下がるので、本格的な紅葉ドライブはもう少し先だろう。
さて、明日は雨模様で今週は、天気が良くない。今日も風が強かったが、明日の夕方から北風に変わりそうだ。
折角、東北に来たので青森まで足を伸ばしてダラダラするか!