「トップガン」と言えば、トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げたの世界的ヒット作だが、何と36年ぶりの続編で、5月27日に公開されている。
リアルな映像にこだわったスカイアクションムービーということで、「俳優陣が実際に訓練を積み戦闘機に搭乗した」などとして、話題を集めているようで、前評判もすこぶる良いようだ。
評判云々より、年代的にこの続編は見ておかなければいけないだろう。
あらすじ
公式ページには
「トップガン」の続編。アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校トップガンに、伝説のパイロット、マーヴェリックが教官として帰ってきた。
空の厳しさと美しさを誰よりも知る彼は、守ることの難しさと戦うことの厳しさを教えるが、訓練生たちはそんな彼の型破りな指導に戸惑い反発する。
その中には、かつてマーヴェリックとの訓練飛行中に命を落とした相棒グースの息子ルースターの姿もあった。ルースターはマーヴェリックを恨み、彼と対峙するが……。
と書いてある。
それ以上はネタバレになるので控えておこう。
感想
(曲)
前作を超える続編は中々ないが、この作品は前作を凌ぐ出来だろう。
まず、冒頭のシーンは空母から飛び出す戦闘機(F18)とともに、トップガンのテーマ曲が流れ、あのヒット曲、ケニー・ロギンズ「デンジャー・ゾーン」が流れ出す。
当時のトップガンに酔いしれた者なら、ここで鳥肌もので、あっという間に引き込まれる。
トップガンのテーマ曲とケニー・ロギンスさんのケニーロギンス「Danger Zone」
(臨場感)
ストーリー的には、国際法違反だろう!みたいなことだが、そんなのはどうでもいい、これぞ王道のハリウッド映画という感じだ、前作との繋がりなどの脚本もいい。
CG全盛期の時代に、CGなしの戦闘機のシーンの臨場感は、CGのそれとは明らかに一線を画す出来だし、スカイアクションとしても最高の出来ではないだろうか。
この臨場感は、映画館でないと味わえないだろうし、IMAXとか4DXで見るべき映画だ。
(バイク)
前作でトム・クルーズが海軍養成所のフライトラインをバイクで走るシーンが印象的だったが、今回も同様のシーンが出てくる。
しかも、バイクも同様のカワサキのNinjaで、白Tにお馴染みのワッペンだらけのフライトジャケット姿だ。
今回カワサキは「トップガン マーヴェリック」撮影のためにNinjaH2 Carbon 4台とNinja GPZ 900Rのレストアモデル2台の計6台を提供したらしい。
(ストーリー)
全体的に前作の要素がふんだんに織り込まれたストーリーで、前作でライバルだったアイスマンの登場も感動的だし、最後に前作の戦闘機トムキャット(F14)に乗ることになるストーリーも強引だがいい。
何だが、30数年来の続編とは思えない、時が戻った感じだ。レイバンのサングラスを買いに走りたいところだが、それは辞めておこう!
監督は、「オブリビオン」のジョセフ・コジンスキーで、脚本は「ミッション:インポッシブル」シリーズの監督などで知られるクリストファー・マッカリー等が参加したらしい、トム・クルーズとの相性も良いのだろう。
そう言えば、来年には、ミッション:インポッシブルの続編が公開されるみたいだ、期待しておこう。