弥山(みせん)
弥山は、日本三景で有名な広島県にある宮島(安芸の宮島)の中央に聳える標高535メートルの山だ。
島全体に厳島神社をはじめ多くの神社仏閣が立ち並んでいるが、その原点は、弘法大師が開山した山として古くから信仰を集めた弥山だろう。
ということで、登ってみることにした。
宮島にはフェリーで渡る、二つの会社が運行していて10分ほどで着くが往復360円・・安い!
休日の増便運行だったのか、ほぼ待ち時間なしで乗れるほどの便数だ。
桟橋に着くと厳島神社方向に進み、登山ルートに入るが、ポピュラーな紅葉谷コースで登り、大聖院コースに降りてくる予定だ。
桟橋から厳島神社方向に海岸線を進む。弥山も見える。
折角なら、厳島神社の大鳥居を見たかったが、現在保存修理工事中だ。
話によると1875年の建立から140年以上が経過しているらしく、損傷や老朽化が進んでいたため、令和元年6月から工事をはじめたらしいが終了時期は未定らしい。
工事中の大鳥居は、夜にはライトアップされるらしく、そういう大鳥居が観れるのも今だけだ・・と宣伝しているが商魂たくましい。
厳島神社が見えてきた。僕は、40年ほど前に来たことがあるが懐かしい。
この付近は、土産物店などが立ち並ぶ通りだが、今日は日曜で混雑するので、早い時間に来た、まだ、朝の8時頃なので空いていない。
紅葉谷コースの入口だが、紅葉の時期は見事だろう!
青い葉もいい!思わず足を止めたくなるほどの静寂した空気感がある。
小川沿いの道を進んだ後は、急な階段が続く。
ロープウェイから来た道との合流地点に出た、もう少しだ。
海も見えてきた。
鹿が出迎えている。
山頂かと思いきや、ここは大聖院(だいしょういん)の弥山本堂みたいだ。
弘法大師の開山とされる大聖院は、宮島で最古の歴史を持つ寺院で厳島神社の近くに立派な本坊がある。
更に先に進むと山頂が見えてくる。くぐり岩?を抜けると山頂だ。
山頂到着!
写真を撮っていないが、山頂には広い展望休憩所がある。
そこからの展望は素晴らしい。
下りは、予定通り大聖院コースで下山した。
下山したのは10時半頃で、大聖院の本坊に寄ろうと思っていたが、びっくりするほどの人出だった、桟橋から厳島神社への道や土産物店の通りなどは、人出の多い商店街並みだ。
宮島と言えば「あなご飯弁当」で、一番人気は、老舗の「うえの」という店らしいが、
値段も高くて行列ができるらしいので、違う店で買った。
これは、あなご牡蠣弁当で税別1800円、あなごだけの弁当は1400円位、牡蠣弁当は2000円を越える。
高いと思うだろうが、他の店と比べても標準的な価格だ。観光地なので仕方がない。
あなごは、寿司ネタのような煮アナゴではなく、焼きあなごなので、香ばしくて思った以上に美味しかった、牡蠣も然りだ。
高いが近くを通ったら、また買うかもしれない。
GPSログ
今日は日曜日で、混むと分かっていたので、かなり早い時間に行ったが、駐車場に戻った11時過ぎには、どこの駐車場も満車で、駐車場の前には空き待ちの車が停車している状態だった。
平日は分からないが、休日に行くのであれば、10時頃までには着かないと駐車場の確保が厳しそうだ。