国民健康保険加入者で、40〜74歳を対象に500円で受けられる。
検査項目は、問診、身体測定、血圧、尿検査、血液検査だ。
2年前に公務員を定年退職し、去年から国民健康保険に加入したので、制度を詳しく知らなかった。
働いていた頃は、毎年健康診断と人間ドックを受けていたが、その後は受けていない。
ただ、献血に行ったので、送られてくる血液検査の結果でおおよその健康状態は把握できるし、別に行かなくてもいいだろうと思っていたが、がん検診の案内も送られてきた。
がん検診
がん検診は、40歳以上で検診項目は、男性の場合、胃・大腸・肺・前立腺で、無料だ。
特定健診はどうでもいいが、癌は、自覚症状があまりないと聞くので、がん検診は受けたい。親父は胃がんだったし、タバコを吸うので肺がんの心配もある、年齢的に前立腺も気になる。
ということで、がん検診を受けようと思ったが、受けやすいように特定健診とがん検診の日程を同じにしている。
どうせ出向くならと、がん検診と併せて特定健診も受けることにした。
健診
事前に電話で空いている日を予約すると、受診票や便を入れる検体入れなどが送られてくるので、事前に準備して実施される保健センターに行った。
集団検診だから、時間も指定されているので、胸のレントゲンだけ少し時間がかかったが、後はスムーズだった。
結果、血圧が高かったので、眼底と心電図もとってもらった、本来は65歳以上だけらしい。
去年の今頃、不整脈が出たし、夏場は血圧が正常だったが、冬は血管が収縮するので血圧が上がるみたいだ、特に今日は寒かったのもあるだろう。
福岡市内に住んでいた時、市の国保担当の人が、福岡市内の特定健診の受診率は20%強なので健診の促進を呼びかけていると話していた気がする。
保険料は県が主体ではあるが、市町村が運営している。今住んでいる鳥栖市の実情は知らないが、去年は国民保険料を33万円も払った。
保険料は前年の収入から基礎控除を引いた額が算出のベースとなるので、前年まで働いていて収入があったので高かった訳だが、少しはその恩恵にもあづかりたい。
胃のエックス線検査
一つだけ受けなかった健診がある、胃がんの健診だ。胃がんの健診は、バリュームによるエックス線検査が基本だが、年齢が偶数の者は市の指定機関で内視鏡検査(胃カメラ)も受けることができる。(別途3000円)
知り合いの医者もバリュームより胃カメラを進める。エックス線検査では、詳しいことは分からないらしい。僕も潰瘍の病歴があるが、エックス線検査をしても時々引っかかる程度だ。
加えて、バリュームによるエックス線検査は、放射線を垂れ流した状態で検査をするので、胸のレントゲンの150倍の放射線量があると聞いたことがある。
専門家じゃないので事実は知らないが、せっかく検査するなら面倒だが胃カメラが間違いない。
ということで、胃カメラを受けようと思ったが、予約しようと思っていた市の指定機関の病院でコロナのクラスターが発生したので予約を入れなかった。
しかし、今日出向いた保健センターにあったレントゲン車は、そのクラスターの発生した病院の車だった・・・。
結局、1時間足らずで検査は終わったが、少し面倒なのは、1ヶ月後の結果説明を聞きに行かなければいけないことだ。
とは言え年齢的にも、がん検診くらいは受けておくべきだろう。