老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

里山ハイク(天拝山〜基山)

自宅から車で30分前後のところに、天拝山と基山という山がある。いつかは行こうと思っていたが、いずれも低山なので、中々足が向かなかった。

二つの山の距離は近いので、折角ならと同時に登ることにした。

 

天拝山(てんぱいざん)

福岡県筑紫野市にある標高257.4mの山だが、太宰府に左遷された菅原道真が、自身の無実を訴え、幾度となく登頂し、天を拝したという伝承からきた山名らしい。

基山(きざん)

佐賀県三養基郡基山町にある標高404.5mの山、山頂は基肄城(きいじょう)という山城跡で、太宰府防衛のため築かれた朝鮮式山城で国の特別史跡指定を受けている。

町名は基山町(きやままち)だが、山名は基山(きざん)というのも面白い。

 

行程

車で行って二つの山を往復するのは面倒だし、どちらの山も駅に近い。

ならば・・と、JRを利用することにした。

自宅近くのJR新鳥栖駅→ JR二日市駅→ 天拝山→ 天拝湖→ 基山→ JR原田駅→ JR新鳥栖駅の行程だ。

この行程なら、そこそこ歩き甲斐がある。

 

GPSログ

 

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JR二日市駅から20分ほど歩くと天拝山歴史自然公園に着く、写真には入りきれないが、駐車場も何ヵ所かあるので、ここに車を止めて登っている人がほとんどだ。


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まもなく、登山道に入る。道幅の広い傾斜の緩いの上り坂だ、登っている人も多い。それもかなりの年配者ばかりだ。

公園からだと山頂までは30分程度なので、年寄りが健康のために上るのには最適だろう。ここに来れば、62歳の僕もまだまだ新参者だ。


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半分ほど登ると階段になる。この階段は436段あって山頂まで続くが、傾斜も然程急ではない。


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山頂到着!

山頂には天拝神社と展望台がある。天拝山の表札はくすんでいて良く見えない。


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展望台から見た博多方向

 

基山へ


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ここから九州自然歩道を通り天拝湖に下って、基山に向かう。


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歩きやすい登山道

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道標もしっかりある。

 

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天拝湖に出ると天拝公園がある。ここに車を止めて登る人もいる。


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天拝湖を半周して先に進むと基山登山口に着く。



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登山道は狭いがしっかりしている。


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展望が開けると山頂は近い。山頂直下の休憩テーブル。この直ぐ下に駐車場があるので、車で来てここで弁当食べるのも良さそうだ。


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この先が山頂だが、ここは草スキー場みたいだ。

中々の急登だが、山頂まで100mなので勢いで登る。

 

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急登を登り上がると開けていて南側にある高台が基山山頂らしい。

 

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基山山頂!

巨石と奥にとんがった記念碑が立っている。

巨石は、「タマタマ石」と呼ばれ、山麓にある荒穂神社がかつてここにあった頃の盤座と言われていて、神様が宿るとされ祀られている。

とんがった記念碑は「天智天皇欽仰之碑」で、西暦600年代、唐・新羅の侵攻に備えるため天智天皇の名により、ここに基肄城が築かれたことから、記念として鉾をかたどった碑が昭和初期に建立されたらしい。

 

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展望も素晴らしい。これは久留米、浮羽方向だが、耳納連山も見事だ。


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下山中、「きやまん」という基山町のイメージキャラクターが貼ってあった。

見えにくいが、”きやまから日本を元気に!”と書いてある・・・大きく出たなぁ!


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登山道も整備されていて歩きやすい。しばらく下ると車道に出る、後は駅に向かって歩くだけだ。

 

結果

低山二つで登りの標高累計は638mだったが、天気も良かったし、歩行距離は14.6kmだったのでいい運動になった。