リーアム・ニーソン主演映画
リーアム・ニーソンといえば、アクション映画でお馴染みの「96時間」シリーズだろう。
この人は、来年70歳らしいが、他のアクション俳優と少し違うのは、ムキムキでもないし、50歳を過ぎてアクション俳優に転身した、96時間シリーズは50歳を過ぎてからの作品だ。
アクション好きのジジィとしては同じジジィの作品は見ておかなければ・・ということで、見に行った。
あらすじ
爆発事故でカナダの鉱山の地下に26人の作業員が閉じ込められる。
救出には飛行機などでは運べない、20トン以上ある特殊な救出装置を運ぶ必要がある。
4人のトラックドライバーが集められ、30トンの巨大トラック3台で最短ルートの氷の道(アイス・ロード)を突っ走る。
スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で、氷が割れて沈む。
地下の酸素が尽きるタイムリミットは30時間。
さあどうなる!・・・というものだ。
感想
予告編を見る限り、アイス・ロードでの様々なハプニングを乗り越え、結果的に間に合って助かるストーリーだろう・・と思い、あまり期待せずに見に行ったが、期待を裏切る出来だった。
要は、人間対大自然の話かと思いきや、そこには、巨大な陰謀があって、結局は大自然を背景にした人間対人間のアクション映画に落ち着く。
何より展開が早く飽きさせない。様々な障害や予想もしない展開でいつの間にか引き込まれる。
巨大トレーラー「ケンワース」の迫力や「失語症を患った弟」との兄弟愛、「先住民の女ドライバー」などのスパイスも効いている。
展開が強引だったり、準主役と思っていたローレンス・フィッシュバーン(マトリックスのモーフィアス役)が早々に死んだり、突っ込みどころもあるが、それを差し引いても満足の行く出来だろう。
監督、脚本は、ジョナサン・ヘンズリーとなっている。この人は元々脚本家でアルマゲドンの脚本、制作総指揮をした人らしい。そう聞くとなるほどと思うような作品だ。
僕は、何度か映画鑑賞のブログを書いているが、面白くなかった作品はブログに書いていない。
この作品は、あまり期待せずに見に行けば満足する映画だ。