旅に出た
新型コロナの新規感染者数が減少してきた、緊急事態宣言も月末には解除になりそうだし、気候も良くなって来たので旅に出ることにした。
21日、佐賀県の自宅を出発、今回は長野県辺りを目指すつもりだが、19日には岐阜県飛騨地方を震源とする地震が12回記録され、震源地に近い槍ヶ岳では地震による崩落で6〜7人の遭難者が出ている。
さて、どうしよう…と思いながら、だらだらと北上!
関西圏は、緊急事態宣言が出ているので、素通りするとして、中国地方でひと山登りたい。
那岐山
未だ未踏の山を探していたら、鳥取県と岡山県の県境に那岐山という山があるようだ。
標高は1255メートルだが、登山口が500メートル強なので、標高差は700メートル強といったところだ。
頂上からは360度の展望が望めるらしく、中国山地の秀峰ということで、日本三百名山にも名を連ねている、地元では人気の山みたいだ。
と言うことで登ることにした。
駐車場は3箇所あって、僕が止めた場所は、第二駐車場だったが、登山口までの遊歩道が通行止めになっていたので、登山口まで車道を15分歩くことになった。
この登山口からはBコースとCコースの登山道があるので、登りと下りを別コースにできる。
ここが登山口だ。
ほどなく歩くと、コース別れがある。何も考えずにBコースを進んだ。
ほとんど、杉林の中を歩く。
1時間近く歩いたところで、木の間から山頂が見えた。右から巻いて登るので、まだ、まだかかりそうだ。
ひたすら杉林の中を登ってくると視界が開けた。既に九合目辺りだろう。
稜線に出た。
快適な稜線歩き。
登頂!
山頂には、単独の登山者2名と3人組の若者がいて、みんなÇコースから登ってBコースの方に降りて行くとの話だった。
見えてる稜線の道がCコースなので、僕はみんなと逆でこの方向に下山する。
眼下には避難小屋があって、中を覗いたが綺麗だった。
登頂時はガスっていて展望は効かなかったが青空があったのに、あっという間に雲が被った。
山頂にいたおじさん曰く、ガスってなければ非常に展望がいいらしい。
冠雪した大山は綺麗だ・・と仕切りに言っていた。瀬戸内海も見えるらしい。少し時期が早すぎた。
Cコースの登山道だが、道幅が広く若いブナ林なので光も入るし風も通る。Bコースはほとんど杉林の中なので、やはりCコースから登ったが良さそうだ。
Cコースの途中には水場もあった。
GPSログ
古くは那岐の仙(なぎのせん)と呼ばれ、神話のイザナギ、イザナミがこの峰に君臨した伝説に由来するとも、出雲に近いので何かと伝説が多い。
近隣の後山との高さ比べに負けて泣いたことから「ナキノセン」になったとも言われているらしい。
この山は、岡山県と鳥取県の県境の山なので、登山口までが遠い、ついでに来る山でもない。距離は短いがそこそこの急登もあって登り甲斐もある。できれば秋晴れで展望が望める日に登りたかった。