比婆山連峰
広島県北部に位置し、古事記に「かれその神避りし伊邪那美の神は、出雲の国(現在の島根県)と伯伎の国(伯耆の国、現在の鳥取県)の堺、比婆の山に葬りき」と記されることから、イザナミが葬られた地とされているが、他にもイザナミの墓所の伝承地は、日本各地にあるらしい。
比婆山自体は、1264メートルの低山で、登山口との標高差は500メートル弱だが、この山域には1239メートルの吾妻山(三百名山)や1299メートルの立烏帽子山があり、これらを周回するルートがあるらしい。
それならば登る価値がありそうなので行ってみた。
登山口の広島県民の森公園センター
ここには、ホテルやレストラン、入浴設備があるので便利だ、下山後入浴させてもらった。
また、キャンプ場もあって比婆山連峰各山の登山口になっている。
分かりにくいので、最初にGPSログを貼っておくが、全山回るルートは、20キロを超えそうなので主要な山を回るルートにした。それでも16.8キロだった。
登山道は、ほぼブナ林の中を歩く。
1時間半ほどで、最初のピーク烏帽子山に到着する。
この石は条溝石と言って、説明書き等によると、比婆山一帯には人工的に刻んだと思われる不思議な巨岩が数多く発見されていて。この謎の巨岩には、幅5~10cm、深さ2~5cmの溝が規則正しく刻まれており、なかでも、ここ、烏帽子山の条溝石は、縦の溝がまっすぐに比婆山御陵をさしている。
自然の節理によるものとも、御陵にかかわる古代信仰の名残、呪術習俗の跡とも言われているが、はっきりしたことはわからないらしい。
大膳原というところだが、烏帽子山と吾妻山の鞍部になる。ここまで烏帽子山から200メートルほど高度を下げてきたが、目指す吾妻山には200メートル高度を上げなければいけない。
雲がかかっているが、30分はかかりそうだ。
山頂が見えてきた。
展望がいいはずだが、雲がかかって見えない。
ここ吾妻山山頂は玄武岩に覆われていて、ウニなどの化石も見つかっているらしい。
つまり、1500万年前は海の底で、三瓶山の火山活動最盛期に隆起と噴火によってできたと言われている。
大山が近いので、雲が抜ければ見えるはずだが、先が長いので急ごう。
見えにくいが、写真中央奥には、イザナミノミコトの陵墓と伝えられる苔むした巨石が横たわっている。
縦走路途中の池の段というところだが、やっと雲が上がった。
右下が登山口で中央奥が烏帽子山、中央手前が比婆山、左が吾妻山だ。
比婆山山系 池の段から! pic.twitter.com/FxlR3xYopl
— matt (@matt88998224) 2021年6月22日
最後のピーク立烏帽子山に到着!
今後の予定は?
僕は佐賀県居住だが、もう少し早く山旅に出ようと思っていたが、コロナもあるし、6月に届く県・市民税の通知と国民健康保険の納入通知が届くのを待っていたので遅くなった。
どうでもいいが国民健康保険料の高いこと、36万だったかな?
仕事をしていた時は事業所が半分払うので、あまり気にならなかったが、定年退職したら思い知らされた。
退職して直接、国民健康保険に入ると50万弱払わないといけなかったので、1年間任意継続にしていたが、月にすると3万円だ。
話が逸れたが、北の方に行きたいが雨模様だし、梅雨のない北海道は去年行ったし・・・取り敢えず北上して梅雨の晴れ間を狙うとするか・・。