三嶺(みうね/さんれい)
これは、中国・四国の日本二百名山図だが、三嶺は徳島県と高知県にまたがる山だ。標高は1894メートルで高知県では最高峰。
この山は徳島県では”みうね”と呼び、高知県では”さんれい”と呼ぶ不思議な山でもある。
四国の山といえば、日本百名山の剣山と石鎚山が代表的だが、三嶺こそが四国一だという声も多い。
確かに、山頂から見る絶景は四国一かもしれない。
名頃駐車場から登る。この名頃地区は、カカシ集落で有名で、通りのあちこちでカカシを見ることができる。(写真撮り忘れた。)
登山口にクマ出没注意の立て札がある。念の為、熊鈴を取りに戻る。
この山は、延々樹林帯の中を歩く。○合目という表示はないが、例えると8合目くらいまでは樹林帯の中だ。
見え難いが木々を網で覆っているのは、鹿害のためだ。鹿が木の皮を食べるので、枯れてしまう。
視界が開けてきた。
ここらが、胸突き八丁というところだろう。
まだ遠い。
見えてきた。
山頂が見える笹原についた。山小屋もある。
一気に山頂を目指す。
まだまだだ。
到着!誰もいないので自撮りする。
天狗岳方面の縦走路、綺麗だ。
剣山方面の縦走路。
7〜8年前だろうか、剣山からテントを担いで縦走したことがある。
剣山から17キロ、剣山の登りを入れると約20キロ歩いた。真夏で、テントを張ってアルファ米の夕食をかき込んだが、疲れ過ぎていて喉を通らなかった記憶がある。
登ってきた山小屋方向を見る。テントを張ったのは、小屋の左の崖の近くだった。夜、ガサガサと音がするので、テントを開けると鹿が群がっていたのを覚えている。
辛かったが、懐かしい思い出だ。
笹原に降りて山頂を振り返る。
笹原の中を歩いてみる。
GPSログ
登りに道を間違え遠回りをしたが、丁度3時間で登ることができた。
この山は、最初と最後の登りが急だ。登山口は926メートルなので、標高差は900メートルを超える。初心者には辛いかもしれない。
下山中の午後1時ころ二組の登山者とすれ違った。後どれくらいか聞かれたので、何時から登り始めたか聞くと二組とも午前10時頃という。
すれ違った場所は、3分の2登った辺りで、3時間かかっている。まだ3分の1残っているので”1時間半はかかるでしょう。”と伝えた。
ひと組は老夫婦、もうひと組は中高校生くらいの子連れのお母さんだった。
時間をかければ登れるだろうが、下山の時間を考えれば、余裕のない時間帯だ。山は、日暮れが早いので16時頃までには下山できるようにしないと暗くなった樹林帯で迷うとアウトだ。無事に下山できただろうか?
さて、三嶺の近くには百名山の剣山があるが、またの機会にして明日は、フェリーで和歌山県に渡ろう。
実は、今回は近畿地方に行くことが目的で、途中、四国を通過して2座登ってみたということだ。
近畿地方には未だ未踏の百名山が2座ある。熊野古道を歩くのも良いかもしれない。
いずれにしても明日は移動日にして、考えよう。