石鎚山
石鎚山は、西日本最高峰で標高1982メートルの霊山だ。
歴史は古く、パンフレットによると飛鳥時代(685年)に、役の行者(役小角・えんのおづぬ)によって開山され、寂仙菩薩(じゃくせんぼさつ)が石鎚蔵王大権現(いしづちざおうだいごんげん)と称えて深く信仰。山路を開き、登拝者を導き、常住社(じょうじゅうしゃ・今の中之宮成就社)を創立するに至った・・・とある。
何かよく分からんが、歴史がとにかく古い。
また、日本百名山、日本百景、日本七霊山(七霊山は諸説ある)のひとつでもあり、国定公園にも指定されている。
駐車場に車を止める。500円!昔は栄えていただろうけど、ちょっと寂れている。
ロープウェーで中腹まで登る。往復2000円。455mの山麓下谷駅から標高1300mの山頂成就駅まで、所要時間約8分
約20分緩やかな雪道を登る。
成就神社に着いたのでお参りをする。・・主役を狛犬にして撮ってみた。
普通お参りは、2礼2拍手1礼だが、ここは、”1礼2拍手2礼”と書いてある。確か、出雲大社は、4拍手だったような気がする。
麓の街に「口之宮 本社」があり、ここ「成就神社」が中宮、そして山頂に「奥宮 頂上社」がある。
神門をくぐって登山道に入る。
雪深くなってきた。
石鎚山には鎖場が4箇所ある。下から試の鎖(74m)、一の鎖(33m)、二の鎖(65m)、三の鎖(68m)の4つだが、今日は誰も登っていない。
石鎚山には何度か来ているが、最初に来た時に、鎖場は全て登ったので、以降は最後の三の鎖だけ登るようにしている。
今日は、雪で滑らないように靴にチェーンアイゼンというのを履いているので登れそうにない。
展望が開け、山頂が見えた。
まだ、標高300メートル登らないといけない。雪もあるので残り1時間以上はかかる。
山頂到着!
奥宮 頂上社だ。
左の小さい建物が社務所で、4月頃からは、神職の人が常駐していてお守りなどを販売している。
僕の車には2年前に購入した、ここの交通安全のお守りがぶら下がっている。
買い替えたかったが、残念!
天狗岳が見える。独特の様相で紅葉時期には、日の出から三脚が立ち並ぶほど人気のスポットでもある。
あの山頂まで行きたいが、チェーンアイゼン着けてあの細尾根を歩くのは辞めとこう。
西を見ると瀬戸内海が見通せる。
北は石鎚山脈が見渡せる。
記念に撮ってもらった。足元のオレンジ色のがチェーンスパイクだ。靴の裏に1センチ位の爪が10数個着いていて、氷をつかむので雪道も歩ける。
登山アプリのGPSログ
久しぶりの登山で、しかも雪道で、山頂まで3時間以上かかってかなり疲れた。
最悪
下山途中に滑って転けた。梯子が凍って滑り台になっていて、用心していたが、滑ってしまった。
スパイクが刺さらずステンと転んだだけだが、痛いのは体ではなく、首に掛けていた一眼レフを地面にぶぶつけてしまったことだ。
どうもレンズの望遠に不具合が出てしまった。修理に出さないといけない。一眼レフを雪山に持ってくるものじゃない!
山では、岩や木にぶつけるので、専用のケースもあるが、撮るときいちいち出さないといけない。面倒臭いので首に抱えていたが・・・チキショウ!
敢えて面倒臭いことをやれということか!