大きな節目の年
今年ももう終わろうとしている。今年は、公務員を定年退職して第二の人生を踏み出すことになった。僕の人生にとって大きな決断をした年だったので、この1年を振り返ってみたい。
・再就職をしないという選択
・引越し
・キャンピングカー(バンコン)の購入
・ブログを始めた
・キャンピングカーで山旅に出た
再就職をしないという選択
退職する際、先輩方から再就職を勧められたが、働かないという決断をした。おそらく退職者の8割以上が再就職している。
ほとんどが、経済的な理由や健康のため、社会との繋がりを維持したいからだろう。
退職後も何人かの先輩方から、”働けよ”と言われた。
60歳で働く体力があるのに働かないのは、人として間違ってると言わんばかりだ・・・そうかもしれないが、今は働く意欲も意義も見いだせないし、他にやりたいことがある。
それに僕は、多くの退職者と違い独身だ、縛られるものもなければ守るものもない。
見方によっては孤独だが、反面”自由”という特権を持っている。
この特権を生かした生き方がしたい。何せ人生は一度だからだ。
引越し
これも独身だからできる身軽さだ。
福岡市内の持ち家のマンションを賃貸に出して、佐賀県鳥栖市の賃貸マンションに引越した。
これは大きな決断たった。働かないので少しでも不労所得を得るためだ。しかし、大正解だった。
鳥栖市といっても端の方なので空気も澄んでいる。年末3回、会食で博多まで出かけたが、新鳥栖駅が近いので新幹線に乗れば博多まで13分だ。そういう居住環境も気に入っている。
街中のごみごみした生活よりも自分にあっているように思う。福岡のマンションを売って、近くに家を買いたいくらいだ。
キャンピングカー(バンコン)購入
4〜5年前から考えていたことで、趣味の登山をしながら全国を旅したかったからだ。具体的には、3年前からキャンピングカーフェアーを見てまわって購入を決めた。
大きな買い物だったが、働いていれば決して出来ない思い出が作れている。
お金より思い出を作りたい。
ブログを始めた
公務員時代は、デスクワークの仕事が多かったので、書き物は然程苦にならない。
とは言え、1000文字以上は書いているので、2〜3時間はかかっていたが、最近は1〜2時間で書けるようになった。
人に読んでもらうというより、自分の記録として日記感覚で書いていて、人に読んでもらっても構わないというスタンスだ。
ブログは日記と違い写真を貼り付けたりできるし、書き直しもできる。
思い出やその時の考え、感性を文字と写真で残すことができるのだ。多少は頭を使うのでボケ防止にもなるかもしれない。
結果的に、ブログを初めて本当によかった。今年書いた記事は100を越えている。
還暦以降の僕の足跡はここに残るのだ。
キャンピングカーで山旅に出た
念願でもあったキャンピングカーでの旅。最初は、中国地方に1週間、そして、北海道に1ヶ月、さらに東北地方の旅で1ヶ月、他に鹿児島に出かけたりもした。
ゴールデンウィーク前の納車だったが、8ヶ月で走行距離は15000キロを越えた。5000キロごとにオイル交換をするので、最初の5000キロは北海道で、10000キロ目は島根県、15000キロ目は地元で交換した。
登った山は、ブログに書いたのは26座だったが、ブログを始める前に2座登っていたので、今年は28座登った事になる。
コロナ禍で制約を受けながらだったが、第二の人生の滑り出しとしては上々の1年だった。
このような経緯で第二の人生をスタートしたが、この決断が正解だったのか不正解だったのか、そんなことはどうでもいいと思っている。
何故なら、納得できる1年だったし思い残すことはない。来年も思い残すことのない1年にしたい。