満を持して山旅出発
9月中旬に入って気温が下がってきたら旅に出ようと思っていたが、皮膚科で背中の出来物(粉瘤)を切除したので、遅れてしまった。
15日に4センチ程切開して切除し、5〜6針縫っていたので、10日以上背中から糸が出たままだったが、28日やっと抜糸してもらった。
半沢直樹も終わったことだし、旅に出ることにしよう。
今回は、陸奥(みちのく)を目指すことにしよう。紅葉の時期なので楽しみだが、北海道の旅以来、近くの階段のある公園を週2散歩して心拍数を上げる程度で、2ヶ月近く山に登っていない。低山から登り始めて体力を回復しよう。
秋装備
この時期、低山の日帰り登山であれば半袖でいいが、日本海沿いを北上すれば、富山県も通過する、北アルプスに寄らない手はない。
・・・とするとテント泊の装備も必要だし、北アルプスとなると、この時期、朝は0度まで気温が下がる。完全な冬装備は必要ないが、それなりの重装備が必要だ。
65Lのテント泊用のザック、40Lの山小屋泊用のザック、そして日帰り登山に使ってる20Lのサブザックを積んだ。
長袖に厚手のアウターを準備していたら、夏の北海道の旅に比べ、かなり荷物が増えた。
奥の細道の”奥”
陸奥(みちのく)というのは東北ということだが、道の奥(みちのおく)からきた言葉らしい。
ここでいう道は、東海道のような海道ではなく、東山道という”陸”道のことで、その”奥”だから「陸奥」になったらしい。
どうでも良いが、松尾芭蕉の「奥の細道」の”奥”とは、陸奥のことで、東北を指している。
松尾芭蕉は、150日間、東北・北陸を旅して50句?の俳句を詠んでいる。3日に一句を詠んだことになる。
比べるものではないが、僕は、1ヶ月の予定なので、3日に一山、計10座を目指そう。
津和野
中国地方に入り、風はひんやりしているが、日差しは相変わらず強い。夏に比べ空気が乾燥していて、日差しの透過率が高いからだろう。日陰は涼しいが、炎天下の車内は、夏に近い暑さだ。
津和野の道の駅に着いた。津和野は山口県と思っている人がいるが、島根県だ。実は僕も以前は山口県と思っていた。山口県の萩と近いからだろう!
ここは温泉施設が併設する道の駅だ。
金木犀に感じる秋
早速、温泉に入ったが、露天風呂で寛いでいると”甘い香り”が漂っている。金木犀だ!
僕の実家の庭にも金木犀がある。幼い頃から秋になると、この”甘い香り”を嗅いでいたので、何気に親近感を覚える。
日が暮れると一気に気温が下がった、山間の道の駅は、車も少なく静かだ!
スズムシ?も鳴き始めた、心地いい眠りにつけそうだ、今日は、ここで車中泊しよう!