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残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

北海道の旅 その9 終わり(北海道はキャンパーの聖地)

7月6日に北海道に向けて出発し、今日、8月5日の朝、九州の自宅に帰宅した。丁度1ヶ月間の北海道の旅だった。その中で感じたことを書いてみる。

まず、北海道は空が綺麗、郊外は信号も少なし、どこまでも続く直線道路が多いので、ドライブが楽しく、運転が苦にならない。

道の駅やキャンプ場も多く、車中泊する場所にも困らない。キャンパーの聖地だ!

空が綺麗

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北海道をドライブすると、直ぐに空が綺麗だと思ったが、それは、広い北海道なので、目線の上は全て空になる。

つまり、目に入る景色の半分が空だから、そう感じるのか、また、旅の開放感から、そう感じるのか・・・と思っていた。

しかし、何日経っても、よくよく目を凝らして見ても、やっぱり綺麗だ。

その理由が何となく分かった。

北海道は雲が低く感じる。ネットと調べると

北海道の雲が低いのは、地上付近の空気の「露点温度」が高いからです。 これは、地上付近の空気の水蒸気量(湿度)が西日本などと同じであったとしても、上空の温度が低いので空気が直ぐに飽和してしまい、低い高度で水蒸気が凝結して水滴を作り始めるからです。 乾燥した地域では露点温度が低いために、雲の底の高度が非常に高くなります。」と書いてある。やっぱり雲が低い。

雲が近くにあるので、雲の輪郭がはっきりしている。「青い空にくっきりと雲が浮かんでいるので綺麗」と言う僕なりの結論に達した。

車中泊の実情

北海道には、道の駅が127箇所ある。キャンプ場も300箇所以上あるらしい。他にもトイレ完備の公園もあるので、車中泊するのには、全く困らない。

人気の道の駅に行くと、キャブコン(トラックベースの車にキャビン部分を架装した車)が5〜6台は駐車している。また、僕みたいなバンコン も5〜6台、他にも普通の乗用車も10台位は車中泊している。

驚いたのは、普通の車で車中泊している人が多いことだ、バンタイプの車が多いが、車中泊の約半数は普通の車で、25%がキャブコン、残りの25%がバンコン (軽キャン含む)といった状況だ。

多くが道内ナンバーで、北海道は広いので、車中泊する人が多いという実態があるのだろう。キャブコンやバンコン も半数は道内ナンバーのような気がした。新型コロナの影響もあるかもしれないが、8月には道外の車も増えるだろう。

食事

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肉は豚肉が多い。豚の生姜焼きや豚丼が人気のようだ。当然、鳥の唐揚げもあるが北海道では、”ザンギ”と呼ぶ。後は、ジンギスカンだ。

九州の飲食店で焼肉定食と書いてあるところに、ジンギスカンと書いてあると思ったらいい。

市内には焼肉屋さんもあるし、スーパーでも牛肉が売っているが、道の駅や観光地のメニューでは見ない。

写真のジンギスカンは美味しかった。普通は、タレに漬たものを野菜と一緒に炒めるが、ここは、味付けしていない肉を焼いてタレを付けていただく。これは肉の良し悪しが分かるので、こういう店は良い肉を使っている。

 

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写真は、宗谷岬の最北端の食堂で食べたイクラ抜きの海鮮丼だ。

僕は、魚卵系は好みではないのでイクラ抜きにしてもらった。(明太子は大好き)

ここでは、ぶっかけ丼という。小皿にわさびを醤油で溶いてぶっかけるからそう呼ぶらしい。ちなみに、ご飯は酢飯だ。

他にも海鮮系は、地域によっていろいろあるが、帆立や車えび、たこ、特に道北はウニ、イクラカニがメインのようだ。

他には、北海道といえば味噌ラーメンだが、意外に海鮮系の塩ラーメンの方が多い。

豚骨ラーメンを食べ慣れてる九州人としては、塩ラーメン!?と思ったが、なかなか美味い。お金を出せば車海老のラーメンや、カニ、帆立入りのラーメンなどもある。

本当は、街の居酒屋で、”おすすめ料理で一杯”と行きたかったが、新型コロナのこともあるので、ほとんど街には出なかった。次回の楽しみに取っておこう!

温泉

温泉は毎日入ったが、500〜600円で、比較的食塩泉が多い。

変わったところでは、十勝岳の近くにある「十勝川温泉 湯元 凌雲閣」の温泉だ。

酸性・含鉄温泉だが、鉄分の多い茶色の温泉は、何度も経験があるが、ここの温泉は”赤い”。赤土を溶かした中に入っているようだ。しかも濃ゆい、透明度は5センチ程度だ。

もう一つは、稚内南部にある「豊富温泉 ふれあいセンター」だ。ここのは石油が混じっている。これにはびっくりした。ぷ〜んと石油の匂いがする。

アトピーに効くらしいが、ちょっと好きにはなれない。ただ、ここの食堂にはエゾジカジンギスカンがある。

新型コロナ

やっぱり観光業には、大きな影響があるみたいだ。北海道本島ではあまり感じられなかったが、礼文島などでは、観光客も少ないし、土産物店や観光客目当ての飲食店の多くは閉まっている。フェリーの出る稚内駅周辺も飲食店などは閉まっている。

行ったのが、全国各地で新型コロナが急増していた7月末日だったこともあるだろうが、礼文島には多分病院はないだろうし、島内で感染者が出たら大変だろう。

登山

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北海道の山は、比較的厳しい山が多い。九州の山のように子供でも登れる山は少ない。

羊蹄山利尻岳は5時間近くかかる。

北海道には山がたくさんあるが、熊が怖ので、人が多く登る山なら大丈夫だろう!ということで、百名山を選んで登った。

9座ある百名山の内、利尻、大雪、十勝、斜里、阿寒、羊蹄の6座を登った。残りは3座だが、曇りでも構わず登れば全部登れたが、そう先を急ぐ必要もないだろう!

次回のために少し残しておこう。

今度は秋に 

九州からだとフェリー代が高い。贅沢して個室を取ったこともあるが、車込みで往復で14万位かかっている。

復路は値段が上がっていた。名古屋〜苫小牧の太平洋フェリーは、A期間、B期間、C期間とあって、繁盛期であるお盆時期や年末年始は値段が上がる。僕は、安いA期間に行って、少し高いB期間に帰ってきた。

毎年は行けないかもしれないが、1年置きには訪れたいと思っている。

8月22日〜12月23日はA期間なので、今度行く時は、秋口に行って日本で一番早い紅葉を見に行きたい。

来年か、再来年になるか分からないが、その時には、新型コロナが完全に終息していることを願う!