三段峡
中国地方の旅も6日目となる。1週間程度の予定だったので、そろそろ自宅の九州に向かわなければ・・。
今までの旅は
1日目〜ドライブ 2・3日目〜登山 4日目〜城 5日目〜橋
となっていて、何となく、日毎に旅のテーマが出来てしまった。
ついでなので、何かテーマを探そう・・・と言うことで、朝からパソコンで検索しまくり、地図と睨めっこをしていたら、三段峡と言うのがあった。
そう言えば、紅葉が綺麗・・とかテレビか何かで聞いたような・・?
九州で言えば”菊池渓谷”みたいなものか!と言うことで、今日のテーマを「渓谷」にした。
これは、観光協会のホームページからダウンロードしたものだが、左下にコースが書いてある。しかし、これは当てにならなかった。
シャトルバスとか書いてあるが、新型コロナで営業していない。
駐車場のおじさん曰く、「全て回るなら最低5時間はかかる。」と言うことだった。
また、歩きかと思ったが、太腿の筋肉痛も昨日の朝がピークで、大分治っていたし、中途半端に回りたくない、よし全部回ってやろう。
三段峡の正面口から、突入。
渓谷沿の散策道をひたすら歩くのみ。
こんなちっちゃな滝みたいなのも時々ある。
誰が、何で掘ったか分からないが、手掘りじゃなさそうだ。
普通に渓谷!
吊橋も2箇所ある。
滝が三段になっているから、三段滝と言うらしい。かなり飛ばして、ここまで2時間かかった。
僕が、正面口に着いたのが午前10時、駐車場のおじさんの言う通り5時間かかるなら、帰ってくるのは、午後3時になる・・昼飯が食べれない。
正面口から1時間のところに唯一茶店があって、鮎の塩焼きを食べさせると言っていた。
そこに着いたのは、11時頃だったので、”おにぎり”を詰めてもらっていたのだ。
丁度、12時だったので、昼食にした。こんな美味い昼飯はない。
個人的な感想だが、1万円のフランス料理より価値がある。
二段滝に向かったが、渡し船に乗らないと行けないということで、渡し船(500円)に乗った。かなり短い50メートル程だ。
高さ20メートルの岩の間を行く。昔、この岩の上を猿が飛んで渡っていたのでこの岩を”猿飛”というらしい。今は猿はいないそうだ。
ロープを渡してあるのが見えるが、ここの渡し船は、竹竿ではない。なぜなら、深さが9メートルあるので、竿では届かないということだ。
船頭のおじさんが、ロープを手繰って進んでいく。
最後の目的地二段滝に着いた。何年か前の洪水で、一段目が流れたので、今は一段しかないということだった。
後は、正面口に向かってひたすら歩くのみだ。結局、午後2時45分頃戻ってきた。4時間45分位かかった。食事して少し休憩したので、実質4時間半位だ。
しかし、小走りに近いくらい飛ばしてこのタイムだから、おじさんの最低5時間は本当だった。食事や休憩の時間を入れれば、もっとかかる。
感想
地図の距離を全部計算すると17キロくらいになる。いい運動にはなったが、無駄に汗をかいた気もする。シャトルバスが運行されれば、帰りはバスの方がいい。
ここの魅力は、渓谷歩きだ。一応、滝が見所になってるが、失礼ながら大した滝でもない。滝が好きな人は、そこに近い別ルートで行けばいいだろう。
渓谷沿の遊歩道を上流に向かって歩くので、登りもあるが、大したことはない。カップルや家族連れが多いが、本格的な登山スタイルで歩いている人も多い。
紅葉を目でに来るか、今からの時期に清涼を感じながら1〜2時間歩いてお弁当を食べて帰る・・それがお勧めだろう。
ちなみに、食べなかったが、鮎の塩焼きは700円位だった。