老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

グルテンフリーって何だっけ

僕の朝食はパンなので、スーパーで食パンを物色していたら、グルテンフリーって言葉を見かけた。

確か、小麦アレルギーの人が食べる・・? 何だっけ! ということで調べてみた。

グルテンって

小麦に含まれている「たんぱく質」のひとつで、小麦粉の中には6~15%ほどのたんぱく質が含まれている。
そのうちのおよそ85%を占めているのが「グリアジン」と「グルテニン」。 小麦粉は水を加えてこねることで、このグリアジンの「弾力があるけど伸びにくい」という性質と グルテニンの持つ「弾力は弱いが粘着力が強く伸びやすい」という性質が結びつき、 「グルテン」というたんぱく質ができる。このグルテンの働きをうまく利用して、小麦を使ったさまざまな料理が作られている。

体に悪い?

代表的なのは、セリアック病と小麦アレルギーみたいだ。

セリアック病は、グルテンを体内で分解できず、体が異物と認識して免疫システムが過剰に働き、腸内が攻撃され慢性的な炎症が起こる深刻な病気で、生涯グルテン抜きの生活をしないといけないらしい。

昔は、極めて珍しい病気だったが、最近、欧州では500万人以上の患者がいて増加している。

アレルギーも免疫系が過剰に反応して起こるが、即効型と遅延型があって、じんましんや痒みから、下痢、腹痛、呼吸困難までさまざまだ。

小麦は昔から食べてるのに

小麦の栽培が始まったのはヨーロッパと言われている。約1万年前から作られていて、当時の小麦は「古代小麦」と呼ばれている。

 1940年代から1960年代にかけて、米や小麦など穀物の収穫量が上がるよう遺伝子操作した品種を作り、化学肥料を大量に使用する「緑の革命」がおき、矮性小麦(現在売られている小麦粉)が作られた。

人工交配で作られた収穫量の高い小麦は、あまり成長せず背が低いまま成熟するので収穫の手間が軽減したが、代わりに地面に近いため害虫に弱く、病気にも罹りやすい。

 だから、栽培中に大量の農薬が使用されるし、輸出の際には殺虫剤・防かび剤など(収穫後に使用する農薬。日本では使用禁止)が使用されている。
また、グルテン古代小麦」の2倍以上も含まれている。

要は、品種改良でグルテンが倍増し、これがセリアック病などを増加させていて、特に小麦文化のローロッパでは、顕著に出ているらしい。

日本では

日本の小麦の栽培は弥生中末期にはじまり、それから長い間、玄米と麦を主食として生活していた。
小麦は外側の皮がとても硬く、コメのように粒のまま食べることができないので、粉状にして食べるようになり、飛鳥朝時代には、麺で食べる食べ方が中国から伝来したらしい。 

小麦は、うどん、ラーメン、パスタ、天ぷらの衣、デザートのケーキやさまざまなお菓子にも含まれている。

グリテンフリーは、グルテン、つまり小麦を取らないということだが、もし小麦アレルギーにでもなれば、食生活をかなり制約されることになる。

外国産小麦

そういえば、以前ブログで、外国産小麦のほとんどに発癌性物質であるグリホサートが含まれていて、パンのほとんどは外国産小麦が原料だと書いた。

 過去ブログから抜粋

外国産小麦

国内で流通している85%は外国産小麦で、食パン、菓子パン15種類を検査したら、食パン9、菓子パン2からラインドアップに含まれる化学物質の一つであるグリホサートが検出された。また、農水省の検査結果でも、アメリカ産小麦の97%、カナダ産小麦の100%からグリホサートという発ガン性物質が検出されている。

収穫効率を上げる(収穫前の雑草防除)ため、収穫する前に、ラウンドアップ(除草剤)を撒いて枯らして収穫するらしい。すると、ラウンドアップの化学成分であるグリホサートが残留する。

食品表示法が改正されたが、小麦については、外国産でも国内で精製したものは国内製造の表示で良いということらしい。

僕がパンを買うとき、原産国表示を見てみたが、国産小麦と書いてあるのは、僕の生活圏では一つもない。

 結論

僕たちが食べている小麦は、品種改良され、体に悪影響を及ぼす恐れがある。また、日本に流通しているほとんどが外国産小麦で、残留農薬が検出されている。

今日買ったパンには、”底トランス脂肪酸”って書いてあった。トランス脂肪酸動脈硬化をもたらすらしいが・・・、あまり気にし過ぎたら食べるものがなくなる。

僕は、朝〜パン、昼〜麺類、夜〜米食が多い。3食中2食は、小麦だ。これは多いかもしれない。

だからと言って、体に良い豆ばっかり食ってるわけにもいかない。小麦は、日本の食文化に深く浸透している。

 小麦を3食中1食にするか、朝のパンを小麦ではなく、全粒粉や米粉のパンにでも変えてみるか!