老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

IT後進国”日本”

新型コロナの関係で、経済支援策が講じられているようだが、支援を受けるには多くの書類の提出が必要になる。実際に支援金が公布されるには2ヶ月くらいかかるとか・・。

メデイアは、それでは意味がないとうそぶいているが、日本の行政システム上仕方がないだろう。手を上げたものに金を配るわけにも行かない。金を出すからには、それなりのバック資料が必要だ。それでも厳密に審査する余裕などないから、不正受給も起こる。

これを期にIT化を

僕も公務員だったので、よく分かるが、日本の行政システム自体が極めて煩雑だ。何かの手続きをするには、大量の紙の書類を提出し、いくつもの部署を回り、手続きが終わってもその結果が返ってくるのは数週間後…といった経験をした人も多いだろう。

僕も引っ越して1ヶ月足らずだが、住民票の変更のために、元の住所の役所と転居先の役所に行かないといけない。さらに、印鑑登録の変更、下水道の使用届、免許証の住所変更、年金・健康保険の住所変更など、同じような書類を何枚も書いて行わないといけない。

僕は来年確定申告をしないといけないが、税金の書類なんて何が何だかわからない。

行政機関も働き方改革で、デジタル化、ペーパレス化に取り組んでいるのも事実で、自治体レベルでは進んでいるところもある。

民間はどうだろう、引越した時に、クレジットカードや銀行、保険など10以上の住所変更は、全てインターネットで行った。中には必要書類をネットで送るものもあったが、現地に行かなくて済む。

マイナンバー制度

国もIT戦略を打ち出し、電子政府を目指しているが、その核となるのはマイナンバー制度だ。この制度が進めば、中のデーターさえ書き換えれば、大方の手続きが済むようになるだろう。

共産党社会党系の政治家や弁護士なんかが、個人情報が・・とか人権が・・とかで反対している。僕は、政治的思想にとやかくいうつもりはないが、確かに、サイバーテロなどで、個人情報が流出する可能性は皆無ではないが、大幅な行政機関のスリム化が進むのは事実だ。

IT先進国

例えばカナダでは、65歳になると自動的に高齢者給付を受けれるようになるらしい。行政機関が自動的に給付を切り替えるのだろう。エストニアは国民ID(マイナンバーみたいなもの)を導入しているので確定申告がない。

去年、どこぞが発表したビジネスのしやすさのランキングで、日本は39位だったそうだが、起業のしやすさとか税金の支払いなどの手続きが煩雑なことが要因らしい。ちなみにお隣の韓国は5位だ 。

米国やフランス政府もIT担当大臣に30代を就任させ、外部からの若手登用を進めているらしい。

IT担当大臣

日本のIT担当大臣を知っているだろうか、首になってなければ78歳の竹本直一とかいう人だ。去年、国会質問でパソコンは秘書がやるので僕は使わない。と言った人だ。いろいろ突っ込まれて、”スマートフォンSNSを投稿できている”と釈明?した。

パソコンを使えない人がIT担当大臣だ。何かの冗談かと思いたくなる。まだ筆で縦書きの時代の人だろう。

台湾のIT担当大臣は38歳の天才プログラマーらしい。この差はどうだ。

日本人は伝統を重んじ変化を嫌う国民性らしい。根付いている紙文化を変えられないのか。

何か危機的なことが起きなければ、世の中は進まない。そろそろ日本も大きく舵を切る時じゃないか。