快晴なので山にいく
朝6時過ぎに目が覚めると快晴だったので、長らく登っていない「英彦山(ひこさん)」に行くことにした。英彦山へは車で2時間弱だ。
朝食を済ませ、8時頃に出発したが、昼飯を用意していない。山に行く時に、いつも持っていく、飴、アーモンドチョコ、バナナだけだ。
昼食は、途中のコンビニで買おうと思って出発したが、思い出した時には、既にコンビニのない山道に入っていた。
英彦山と言えば修験道の山、参道に何か売っているだろうと思っていたが、結果は、店が全く空いていなかったので、お腹を空かしての下山となった。
英彦山の紹介
英彦山は、福岡県と大分県の県境に位置し、標高は1200メートル弱の山で意外と低い。県外からであれば、車でなければ交通の便が悪い場所だ。
しかし、馬鹿にしてはいけない。三大修験道の一つだ。残りは、羽黒山(山形県)、大峰山(奈良県)だ。
登山口は数カ所あるが、一番ポピュラーな正面登山口から登った。
ここの標高が、540メートルだから、低いとは言え、標高差は650メートル位だ。
登山道は、ほとんど階段といっていい、山頂までほぼ直線的に標高を上げていく。
1時間30分〜2時間程度を目安にするといい。
修験道
修験道いうのをご存じだろうか、古くから行われていた山岳信仰と「神仏習合」が結びつき陰陽道とも習合したとされる。山伏姿とほら貝を思い浮かべてもらえれば分かりやすい。僕は、山の宗教と理解している。
神仏習合というのは、日本土着の神々への信仰と伝来した仏教の信仰が融合した状態だ。
山に登っていると、山寺(仏)に鎮守として守護神の社(神)が建てられていることがあるが、これが神仏習合というわけだ。
山に行くと、折々にそういった歴史に触れることがあるが、その山の奥深さを感じながらの登山も一味違うものだ。
正面登山口の駐車場
少し上に別所駐車場というところがある。そこに駐車すれば、少しは階段を登らなくて済む。
銅の鳥居
登山口に鎮座する鳥居だ。青銅でできている。昔は、近隣の山から胴が採掘されたらしい。
階段が続く
奉幣堂(英彦山大講堂)
反対側に社務所があり、お守りなどを買うことができる。
ここまでは約30分だが、近くまでは、スロープカーという大きなモノレールみたいなもので来ることができる。
英彦山神宮下宮
奉幣堂の近くにある。英彦山には、下宮、中宮、上宮がある。上宮は山頂だ。
階段が続く
英彦山神宮中宮
ここまで約1時間位だろう。
山頂手前の鳥居
残念ながら壊れている。
最後の階段
英彦山神宮上宮
中岳山頂に建てられている。英彦山には、峰続きに北岳、南岳があるが、下りは鎖場の多い南岳回りで下山する人も多い。
英彦山神宮上宮
上宮は、小さな引戸を開け入ることができる。歴史を感じつつ拝礼させていただいた。
山頂にある広場
まだまだ、山頂は寒いので、グループで来ている人は、ほとんど湯を沸かしてカップラーメンを食べていた。僕は、昼食を持っていなかったので、そそくさと下山する。
3月末で閉館する”しゃくなげ荘”の食堂から
登山口から1キロくらいの所にある。ここは、食堂も立寄り湯もあるので立ち寄ったが、今年3月末で休館するらしい。露天風呂もなかなか良かったが、残念だ。