老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

人は環境で変わる

小田舎の駅

飲み会で、福岡市内に出ていく折、 JRを利用した。平日の夕方だが小田舎なので、人もまばらだ。特急に乗り換えなければいけない、事前に「駅すぱあと」で調べてはいたが、初めての駅で、手っ取り早く、駅員さんに目的を告げると、まぁ〜親切だ!どこのJR職員さんも親切だろうが、その駅員さんは、乗降客も少ないので、顔に緊張感もなく、穏やかな顔をしていて、話のスピードも緩やかだ。こちらまで、気持ちが穏やかになる。

2〜3日、車を運転してみると良くわかる。道を譲ってくれるし、横断歩道でも車が止まる。

 家電量販店

近くの家電量販店にトースターとガスレンジを買いに行った。トースターは古すぎて、元々の色が分からないくらいになっていた。ガスレンジは、以前の家がオール電化で、今度の家がLPガスのためだ。ここもお客さんはまばらだ。

ガスレンジ売り場の店員さんに、ガスレンジとトースターが欲しいと伝えた。一人暮らしなので、最低限のでいいと付け加えると、トースターはいらないのではという。

食パンを焼くくらいなら、ガスレンジの魚焼きグリルを使ったら便利らしい。

親切な店員さんを信じて、トースターは買わなかった。

人間は環境の動物?

小田舎に引っ越して、思い出したことがある。

むかし、暇な職場から忙しい職場に異動した時のことだ、5〜6人の係で、電話が鳴っているのに、誰も取ろうとしない。

忙しい職場だから、電話をとると、その時間、自分の仕事ができなくなる。電話で、また仕事を拾ってしまう。だから、みんな電話を取りたがらない。

ここの奴らは、腐っている。と思ったものだが、3ヶ月も経ったころ、気が付くと、自分も電話を取らなくなっていた。ハッとして我に帰ったのを覚えている。

人は、環境で変わってしまう。仕事が忙しくても、時には、仕事を離れて(忘れて)、おおらかな気持ちになる場所が必要だろう。

登山にハマったのは、そういう意識が潜在的にあったからかもしれない。

生活環境を変えると人生も変わる

僕は、仕事を引退し、第二の人生を踏み出すにあたり、人生を一変させてみようと思った。

特に不満があったわけではないが、一回きりの人生、だらだらと歳を取りたくなかったからだ。

人生を変えるのは生活環境を変えるのが手っ取り早いということで、小田舎に引っ越した。

街中でアクセク働くと、人間関係もギスギスしてくる。田舎は、人も優しく、時間もゆっくりと流れている。

最近、良くテレビで見る田舎暮らしをする人達も、そういう人情味のある穏やかな暮らしをしたいからに違いない。共感する人も多いだろう、一歩踏み出してはどうだろうか。